2024年10月20日

2024年衆議院選挙立候補者「外環道路」アンケート結果の公表(10月22日版)

 2024年衆議院選挙が、2024年10月15日公示・10月27日投票の日程で行われます。
 外環ネットは、衆議院選挙の立候補者に対して「外環道路」アンケートを実施し、その結果を公表します。なお、随時最新情報に更新しています。
集計結果10月22日版pdf

2024年衆議院選挙立候補者「外環道路」アンケート 
[1] 質問文

設問1.あなたは東京外環道路事業の内容、歴史的経緯などについてどの程度ご存知ですか?
  a.よく知っている  b.ある程度知っている  c.よくは知らない
  
設問2.同事業の地下掘削工事に起因する不測の事態が続いています。
 (参考)2020年10月調布市の住宅街で地面陥没及び複数の地下空洞が発生。東京地裁は2022年2月に工事の一部差止仮処分を決定。事業者は翌年から30戸超の家屋解体・住民移転による「地盤補修工事」を開始。これに伴っても新たな問題が次々に生じています。また、2022年4月には練馬区大泉で設計瑕疵による重大事故が発生するなど、沿線住民からは平穏生活権侵害との声が上がっています。
 一連の事態へのあなたのお考えは?
  a.事業者の対応は十分で、今後とも信頼できる b.事業者の報告も対策も信頼できない  c.その他(15文字以内)
  
設問3.陥没事故前の時点で事業費は当初予算の1.8倍を超え、費用便益比(B/C)は公表値で1.01でしたが、今後さらに費用増加が予想されます。完成時期は今後も大幅な遅れが見込まれます。同事業のメリット又はデメリットとして、どのような点を重視しますか?(25字以内)

設問4.同事業に適用されている「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」について、あなたのお考えは?
  a.有益であり、このまま存続  b.法令として不十分な点あり見直し必要
c.欠陥が大きく廃止すべき
 
設問5.今回の選挙公約として、同事業に対してどのような姿勢で臨みますか?
a.計画通りに完成させる  b.さらに時間をかけて問題を解決した後に続行する 
c.問題が多く、事業は中止する  d.その他(10文字以内)

設問6.同事業に関して、その他特に有権者に伝えたいことがありましたら記してください。(25文字以内)

[2] 「外環道路」アンケート集計結果(10月22日版
(1)集計結果:集計時点で回答のあった方のみを表示しています。
20241027_GaikanShugiinsenQ(ver1022.1)jpg.jpg

(2)集計結果:無回答の方を含めて表示しています。
集計結果10月22日版PDF

[3] 「外環道路」アンケート依頼文


2024年衆議院選挙に立候補を予定されているみなさまへ
『外環道路』候補者アンケート ご回答のお願い
外環ネット(外環道7区市ネットワーク)

 私たちは国及び東京都の承認・認可によって事業化されている「東京外かく環状道路」(練馬区〜世田谷区16km区間)の沿線7区市にまたがる市民団体です。同事業による影響を直接に受ける当事者住民として、問題点を明らかにし、広く知らせ、市民の声を集約し事業者の国・NEXCO及び東京都に届けることを旨として活動を継続中です。
 この度の衆議院選挙に際し、同事業に係る東京都の小選挙区の候補者のみなさまに、同事業に対するお考えをお尋ねし、ご回答を公表して有権者の判断の一助といたしたく、本本アンケートを実施いたします。ご多忙の折と存じますが、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
◎回答締切日 2024年10月19日(土)               
〇 ご回答は外環ネット(ブログhttp://gaikan.sblo.jp)および参加団体のHP等で、「無回答」を含め公表します。


*****[お知らせ]*****
東京外環道の真実を伝える本を広めてください!
 「住宅の真下に巨大トンネルはいらない〜ドキュメント東京外環道の真実〜」
  丸山重威著 東京外環道訴訟を支える会編 本体1600円
  推薦:浜 矩子(同志社大学教授) あけび書房

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2024年10月18日

声明:陥没事故から4年にあたり、住民無視・人権蹂躙の外環道事業の中止を求める

 2020年10月18日に東京外環道工事現場の真上の調布市の住宅街で陥没事故が発生してから4年目にあたり、外環ネット、東京外環道訴訟を支える会、他12団体(計14団体)は、外環道工事中止を求める声明を発表しました。
 なお、この声明は、国土交通大臣、NEXCO東日本社長、NEXCO中日本社長、および東京都知事宛に送付します。

以下は、その声明です。
-------------------------------------------------------
2024年10月18日

住民無視・人権蹂躙の東京外かく環状道路建設事業の中止を!
事故4周年にあたり、陥没事故の事業者の責任を改めて問う
      
外環ネット
東京外環道訴訟を支える会
他12団体


調布陥没事故から既に4年が経つ今、私たちは、改めて陥没事故について事業者が責任を果たし謝罪すること、住民無視・人権蹂躙の東京外環道事業の中止を求めます。

2020年10月18日に東京外環道のトンネル工事により調布市東つつじヶ丘の住宅地に巨大陥没事故が発生。その後、巨大空洞も3つ、確認されました。1ヶ月ほど前から住民は振動・騒音・低周波音被害を訴えていましたが、事業者は工事を強行し陥没事故を起こしました。それから4年、被害地域修復どころかトンネル直上の地盤補修工事で街は完全に壊されています。

こんな計画がなければ、こんな事故がなければ、何事もなくただ静かに余生を送リ、あるいは子育てをしているはずだった住民たちも、「健康で文化的な生活」どころか「平穏に住み続ける生活権」を奪われ、心身の健康を蝕まれる状況が続いています。

被害地域では2022年末から緩んだ地盤補修工事のため、約50戸の移転、住宅解体・更地化が始まり、並行して2023年8月から本格工事が開始されました。しかし2025年5月撤収予定が、住宅移転も含め、いまだ30%も進捗していません。2023年11月には入間川に気泡が発生し、3か月工事中断。本年7月には市道、8月には再び入間川に気泡を発生させており、周辺地盤への影響は明白なのに、杜撰な酸素濃度測定をもとに工事を強行し続けています。

白い塀と防音幕、緑色の目隠しに囲まれた住宅地は、さながらコンビナートのようで、10bを超すクレーンや圧縮ポンプなどが発する不気味なうなり声と振動・騒音・低周波音が伝わる工事現場に変わり果てています。この地で何十年も生活し、子どもを育て、老いた父母を見送ってきた住民たちが、喜びも悲しみも生活も断ち切られ、悲しいやり場のない思いを抱えて引越しをせざるをえない状況に追い込まれています。一方で、補修区域外の住民は,騒音・振動・低周波音被害の中で、逃げ出すこともかなわず捨て置かれています。

2023年秋、野川沿いの遊歩道に起きた陥没を、外環事業者は管理者である狛江市に届けず、無断で補修しました。2024年春には、陥没地域の住民やマスコミらを監視・盗撮し、プライバシーを侵害していることが発覚しました。いずれも脱法的行為であるのに、まともな対応も謝罪もなく、住民に重ね重ねの我慢を強いたまま、地盤補修工事が進められているのが現実です。

2024年だけでも、トンネル工事による事故は、岐阜県瑞浪市でのリニアトンネル工事による地盤沈下と湧水枯渇被害、鹿児島県北薩トンネルでのトンネル壁面出水崩落事故、圏央道横浜環状南線桂台トンネル工事による地上での振動・騒音・低周波音健康被害、広島市西区雨水管シールドトンネル工事による道路陥没事故等と相次いでいます。

東京外環道工事においても、東名JCTの作業員死亡事故に始まり、野川・白子川での気泡噴出事故、大泉JCTでのシールドマシン自損事故、東名JCTでのシールドマシンテールシール破損事故などなど、調布陥没事故以外にも事故を繰り返しています。8月末の大雨時には東名JCTランプトンネル函体部脇の地表面陥没事故を起こし、土留壁崩壊を防ぐために函体部を水没させる応急対応が現在も続いています。

このような東京外環やリニアのトンネル工事でのいくつものトラブル・事故をも勘案すれば、地下開発の技術が「未完成」であることは明らかです。にもかかわらず、事業者はトンネル工事による周辺の自然環境破壊、住環境破壊に無頓着・無責任であり、監督すべき国交省や地域を守るべき自治体も無自覚です。この技術のなさへの無自覚こそが、この問題の根本にあります。

事故の度に、東京外環トンネル施工等検討委員会で「安全性が確認された」として工事を再開。しかし、「地下のことは掘ってみなければわからない」などと嘯く学者が座長である委員会による再発防止策には実効性がなく、事故は繰り返されています。

現在トンネル掘進中の本線トンネル大泉南工事、仙川下5mを通過する中央JCT南側ランプ工事、東名JCTランプ工事においても、いつ重大事故が起きても不思議ではありません。さらに、「世界最大級の難工事」である地中でトンネルを直径約35mにも広げる地中拡幅工事が外環沿線8か所で控えています。地上に影響が出ない保証はどこにもありません。

東京外環道計画は「重厚長大経済」時代の高架による高速道路計画で、1966年に都市計画決定され、住民の反対運動により凍結。石原都知事が「地下開発」として再浮上させました。「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法(大深度地下法)」が2000年に制定され、40b以深の地下を直径16bの世界最大級のシールドマシンで掘進する事業が認可されました。

 大深度地下法は「所有権はこれまでのまま。使用権を認めるだけだ」と、ローマ法以来の土地所有権の原則も、憲法に定められた公共事業としての住民の承諾や補償も無視する法律です。「地上に影響は及ばない」との非科学的な触れ込みで、都市計画事業が承認・認可され、住宅街の地下を地権者に無断・無補償で掘り進む外環道の工事が始まりました。

 しかし、十分な地盤調査を行わず、未熟な地盤調査評価技術や掘削技術を自覚せず、杜撰な掘進を強行した結果、陥没事故を起こし、安全神話は崩壊しています。陥没事故により、裁判所から、東名JCTから井の頭通りまでの約9km区間の気泡シールド工法による工事差止の仮処分が決定され、再開の見通しは全く立っていません。大深度地下法の「違憲性」は明らかです。

 先の臨時国会では、大深度地下法の廃止法案が国会に議員提案されました。大規模地下開発による災害発生防止措置の強化検討をも含むものです。

 今起きている問題は、国民の「平穏に暮らす」という当たり前で決して侵してはならない基本的人権、幸福追求権の問題です。私たち外環沿線住民は、既に起きている陥没事故について、事業者が全ての責任を引き受け謝罪・補償することを求めるとともに、国が問題を直視し、住民無視・人権蹂躙の東京外環道建設事業を中止し、大深度地下法を廃止することを、改めて求めます。

 「憲法に基づく政治を」は、安全保障問題だけではありません。私たちは、人権と民主主義に基づき、国土開発政策の抜本的な見直しをも求めます。

以上
                                   

賛同団体(順不同)計14団体
・外環ネット
・とめよう「外環の2」ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会
・外環道検討委員会・杉並
・外環を考える武蔵野市民の会
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・外環道路予定地・住民の会
・調布・外環沿線住民の会
・野川べりの会
・外環道検討委員会
・外環いらない!世田谷の会
・東名JCT近隣住民の会
・東京外環道訴訟原告団・弁護団
・東京外環道訴訟を支える会

連絡先: 外環ネット E-mail: info-gaikannet@gaikan.net


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2024年09月30日

イベント情報(2024年10月〜 )

外環関係その他リニア等さまざまな動きの直近のお知らせです。

*****2024年12月のイベント情報*****

12月10日(火)東京外環道訴訟 第24回口頭弁論
・14時〜 東京地裁103号法廷

*****2024年11月のイベント情報*****

*****2024年10月のイベント情報*****

10月23日(水) NO!大深度リニア訴訟 第2回口頭弁論
・10月23日(水)15時〜 東京地裁103号法廷
・終了後 報告集会 16時〜 弁護士会館 1003会議室


10月21日(月)  南アルプス市リニア高架橋差し止め訴訟
・10月21日(月)15時30分〜 控訴審第1回口頭弁論 東京高裁511号法廷

・終了後 報告集会(場所 参議院議員会館 地下1階会議室)

10月19日(土)大気汚染測定運動東京報告集会
第94回定例NO2測定結果報告会(6月6日〜7日一斉測定実施)
・日時:10月19日(土)13時〜17時
・会場:渋谷区立消費者センター 2階 大研修室
・主催:大気汚染測定運動東京連絡会
詳細はここ

10月17日(木)外環青梅街道IC取消訴訟口頭弁論
・13時30分 東京地裁103号法廷

 (その後の予定:2025年2月20日(木)13:30, 6月19日(木)13:30)

10月10日(木)ストップ・リニア訴訟!控訴審 第3回口頭弁論
・11時〜 東京高裁101号法廷

(その後の予定:2025年1月23日(木)13:30)

10月8日(火)リニア工事差止訴訟口頭弁論
・15時〜  東京地裁 103号法廷


10月7日(月)調布市情報漏えい国賠訴訟(*) 第5回口頭弁論
・10時30分  東京地裁立川支部 405号法廷

 (*)調布市による個人情報漏えい及びメールデータ破棄を理由とする国家賠償請求事件
    略称:調布市情報漏えい国賠訴訟

******************************************
▼ 過去のイベント情報(2024.7月〜2024.9月)はこちら

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2024年07月20日

イベント情報(2024年7月〜9月 )

外環関係その他リニア等さまざまな動きの直近のお知らせです。

次のイベント情報(2024年10月〜)はこちら


*****2024年9月のイベント情報*****

9月15日(日)低周波音被害 講演会
・日時:9月15日(日)14時〜(13:30開場)
・会場:上石神井南地域集会所 3階集会室

(練馬区上石神井1丁目6番16号 上石神井駅南口徒歩3分)
・演題:外環トンネル工事による「低周波音被害」を問う
・講師:上田昌文さん(NPO法人市民科学研究室代表)
・参加費:300円
・主催:元関町一丁目町会 外環対策委員会

 (E-mail:keyakidayori-sekimati@yahoo.co.jp)
 
9月4日(水)東京外環道訴訟 第23回口頭弁論
・14時〜 東京地裁103号法廷

9月1日(日)13:30 市民外環三鷹 講演会
・日時:2024年9月3日(日)13:30〜15:30
・会場:井の頭コミュニティセンター新館+オンライン併用

(三鷹市井の頭2-32-30)井の頭公園駅徒歩8分
・演題:外環道路と住民主権
・講師:岩見良太郎さん(埼玉大学名誉教授 都市工学)
・ZOOM参加申込先: https://x.gd/nOEu1 
Zoom参加申込締切8月30日(金)
会場参加:申込無料、予約不要
・主催:市民による外環問題連絡会・三鷹
20240901_MitakaIwamiNN2.jpg
PDF

*****2024年8月のイベント情報*****

*****2024年7月のイベント情報*****

7月30日 NO!大深度リニア訴訟 第1回口頭弁論
7月30日(火)14:00〜 東京地裁103号法廷
・13:15 地裁前ミニ集会
・14:00 口頭弁論
・15:00 報告集会 衆議院第二議員会館 第1会議室

7月29日(月)調布市情報漏えい国賠訴訟(*) 第4回口頭弁論
・10時30分  東京地裁立川支部 405号法廷

 (*)調布市による個人情報漏えい及びメールデータ破棄を理由とする国家賠償請求事件
    略称:調布市情報漏えい国賠訴訟

7月16日(火)リニア工事差止訴訟口頭弁論
・15時30分〜  東京地裁 103号法廷

 
7月6日(土)リニア首都圏ネット結成記念講演会&シンポジウム
・日時:7月6日(土)14時〜(開場13:30)
・場所:「エポックなかはら」7階大会議室
(南武線武蔵中原駅前)

・T部 講演 大塚正幸氏(トンネル施工技術者)
 U部 首都圏住民団体によるシンポジウム
・主催:リニア大深度と周辺工事の中止を求める首都圏ネット
 詳細はここ

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▼ 過去のイベント情報(2024.4月〜2024.6月)はこちら

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2024年06月20日

2024年東京都知事選挙立候補者「外環道路」アンケート結果の公表(6月23日版)

2024年東京都知事選挙が、2024年6月20日告示・7月7日投票の日程で行われます。
 外環ネットは、東京都知事選挙の立候補者に対して「外環道路」アンケートを実施し、その結果を公表します。なお、随時最新情報に更新しています(6月23日版

2024年東京都知事選挙立候補者「外環道路」アンケート 
[1] 質問文

設問1.あなたは東京外環道路事業の内容、歴史的経緯などについてどの程度ご存知ですか?
  a.よく知っている  b.ある程度知っている  c.よくは知らない
  
設問2.同事業の地下掘削工事に起因する不測の事態が続いています。
 (参考)2020年10月調布市の住宅街で地面陥没及び複数の地下空洞が発生。東京地裁は2022年2月に工事の一部差止仮処分を決定。事業者は翌年から30戸超の家屋解体・住民移転による「地盤補修工事」を開始。これに伴っても新たな問題が次々に生じています。また、2022年4月には練馬区大泉で設計瑕疵による重大事故が発生するなど、沿線住民からは平穏生活権侵害との声が上がっています。
 一連の事態へのあなたのお考えは?
  a.事業者の対応は十分で、今後とも信頼できる b.事業者の報告も対策も信頼できない  c.その他(15文字以内)
  
設問3.陥没事故前の時点で事業費(東京都が1/4負担)は、当初予算の1.8倍を超え、費用便益比(B/C)が公表値で1.01でした。完成時期は今後も大幅な遅れが見込まれます。
同事業のメリット又はデメリットとしてどのような点を重視しますか?(25字以内)

設問4.同事業に適用されている「大深度地下使用の公共的使用に関する特別措置法」について、あなたのお考えは?
  a.有益であり、このまま存続  b.法令として不十分であり、見直し必要  c.欠陥が大きく廃止すべき
 
設問5.今回の選挙公約として、同事業に対してどのような姿勢で臨みますか?
 a.計画通りに完成させる  b.さらに時間をかけて問題を解決した後に続行する  c.問題が多く、事業は中止する。 d.その他(10文字以内)

設問6.同事業に関して、その他特に有権者に伝えたいことがありましたら記してください。(25文字以内)

[2] 「外環道路」アンケート集計結果(6月23日版

(1)集計時点で回答のあった方のみを表示しています。
20240707_TochijisenQ_623v1_Aonly.jpg

(2)無回答の候補者を含む集計結果
無回答の候補者を含む集計結果はこちら(PDF)

[3] 「外環道路」アンケート依頼文
東京外かく環状道路について 2024年東京都知事選挙候補者アンケートのお願い


2024年東京都知事選挙に立候補を予定されているみなさまへ
『外環道路』候補者アンケート ご回答のお願い
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 この度の都知事選挙に際し、同事業当事者である東京都知事の候補予定者のみなさまに、同事業に対するお考えをお尋ねし、回答公表により有権者の判断の一助といたしたく、本アンケートを実施いたします。ご多忙の折と存じますが、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
◎回答締切日 2024年6月17日(月)               
〇 ご回答は外環ネット(ブログhttp://gaikan.sblo.jp)および参加団体のHP等で、「無回答」を含め公表します。


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2024年05月25日

「閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する要請」を外環ネットが外環事業者に手交

 外環ネットは、5月23日に杉並区立勤労福祉会館で開催された外環オープンハウスの意見交換の場において、外環3事業者宛((写)を東京都と沿線6区市の首長宛)の5月23日付の「閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する要請」を東京外環国道事務所計画課長に手交し、6項目の改善を求めました。

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写真(左:外環ネット、右:東京外環国道事務所計画課長)

 以下は、その要請書です。
----------------------------------------------
2024年5月23日

国土交通大臣 斉藤鉄夫 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 由木文彦様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長CEO 小室俊二様
(写)東京都知事 小池百合子 様
(写)世田谷区長 保坂展人 様
(写)調布市長  長友貴樹 様 
(写)三鷹市長  河村 孝 様
(写)武蔵野市長 小美濃安弘様
(写)杉並区長  岸本聡子 様
(写)練馬区長  前川耀男 様
外環ネット


閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する要請


此のところのオープンハウスは、いずれも実施時間が短時間(2時間)であり、その中で取り入れられている意見交換の場は1時間と極めて短時間である。
加えて、意見交換の場に参加するには事前予約が求められる。

調布市で行われるオープンハウスは、さらに加えて調布市民以外を入場させないとしており、また、意見交換の場は、地盤補修工事箇所周辺住民のみである。
しかし、事業者が関与している鹿島JVによる住民監視・盗撮・盗聴・付け回しの対象となっている、他区市からの現地視察者や報道関係者は、意見交換の場に参加できないどころか、オープンハウスにも参加できない。

いずれの会場でも、マスコミの取材・撮影を禁じている。
(調布以外では個人参加は可。陥没地域はマスコミ限定の時間帯が設定されることがあるが、住民とマスコミは分離され接触できない)
外環道工事は、公共事業である。国民の知る権利を保障したうえで行われるのが筋である。
今回のオープンハウス開催告知がどの範囲に届いているのか不明であるが、事業者は積極的に告知し、より多くのか関係住民の来場を得て、十分な説明と討議を行う場とすべきである。

特に、外環の場合、調布での陥没・空洞の発生、補修工事があり、その間、騒音・振動・低周波音・化学物質被害が起きている。
大泉でのシールドマシン損傷、東名でのテールシール損傷があった。
中央JCT南工事では、仙川での工事用添加材や気泡の漏出の可能性ありと事前に公表し、環境汚染が当然視されている。

これらの問題は、外環沿線全体に、また、リニア中央新幹線等の工事に共通するものであり、沿線住民の心配は増えるばかりである。
それだけに、事業者は、真摯に情報の公開と説明責任を果たすことが求められる。
特に、調布の陥没事故とその後始末の状況を沿線住民に周知し、その叡智に耳を傾けるべきである。
この重要な場の運営について、下記6項目を実施するよう、強く要請する。

今後のオープンハウス開催に当たり、
@ 開催告知は14日前までに、HP上及び沿線端から左右100m以上の範囲への戸別チラシ配布により行うこと
A 開催時間を6時間(3時間×2日も含む)とし、その内意見交換の場に3時間を当てること
B 調布市でのオープンハウスでは、対象者を絞らず、誰でも入れるようにすること
C 調布市での意見交換の場では、陥没住民に対象者を絞らず、鹿島JV監視・盗撮対象者、沿線区市の誰でも入れるようにすること 
D 報道関係者の取材を受け入れること
E 意見交換の場や現場視察会は、空席があれば複数回参加を認めること

以上

連絡先:外環ネット e-mail: info-gaikannet@gaikan.net


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2024年04月14日

イベント情報(2024年4月〜6月 )

外環関係その他リニア等さまざまな動きの直近のお知らせです。
次のイベント情報(2024年7月〜)はこちら

*****2024年6月のイベント情報*****

6月27日(木)ストップ・リニア訴訟!控訴審 第2回口頭弁論
・11時〜 東京高裁101号法廷

・13時〜 報告集会 衆議院第二議員会館多目的会議室
詳細はここ

6月27日(木)外環青梅街道IC取消訴訟口頭弁論
・13時30分 東京地裁103号法廷


6月22日(土)14時 第19回むさしの地区外環問題協議会
会場:吉祥寺南町コミセン地下ホール(武蔵野市吉祥寺南町3-13-1)
第1部 総会:令和5年度活動報告・会計報告
第2部 「外環道路」ことはじめ
〜計画決定から工事の現況、そしてこれから〜
市役所まちづくり推進課による説明
問合せ先:吉祥寺南町コミセン(0422-43-6372)
詳細はここ

6月7日〜6月8日 外環シールドトンネル工事の状況等のオープンハウス(6月分)
詳細はここ
開催概要 場所・日時
・6月7日(金)18時:OH, 19時:意見交換 東名インフォーメーションセンター
・6月8日(土)10時,14時:OH 東名インフォーメーションセンター

●6月6日(木)〜7日(金)大気汚染一斉測定
大気汚染測定運動 東京連絡会


6月5日(水)〜6日(木)第49回公害被害者総行動
 ◆6月5日(水)連帯交流集会
  16:30 開場、17:00〜ビデオ上映、18:00〜20:00 連帯交流集会
  日比谷図書館コンベンションホール+ZOOM併用
 ◆6月5日〜6日〜 各省庁交渉
詳細はここ

5月31日(金)〜 6月1日(土) 外環(調布陥没地盤補修)オープンハウスと意見交換の場
・6月1日(土)10時:OH 13時:意見交換 調布市立滝坂小
  対象:地盤補修箇所周辺在住者

6月1日(土) 外環(調布陥没)オープンハウス
日時:6月1日(土)15:30〜17:30: OH
会場:調布市立滝坂小
対象者:調布市在住者
詳細はここ

*****2024年5月のイベント情報*****

陥没地盤補修状況のオープンハウスと意見交換の場
5月19日〜6月8日 外環シールドトンネル工事等のオープンハウス
詳細はここ
開催概要 場所・日時
・5月19日(日)10時,14時:OH 大泉インフォメーションセンタ
・5月20日(月)18時:OH, 19時:意見交換 練馬区役所石神井庁舎
・5月21日(火)18時:OH, 19時:意見交換 上石神井南地域集会所
・5月23日(木)18時:OH, 19時:意見交換 杉並区立勤労福祉会館
・5月26日(日)10時,14時:OH 北野3丁目常設会場
・5月27日(月)18時:OH 北野3丁目常設会場,19時:意見交換 北野地区公会堂
・5月28日(火)18時:OH, 19時:意見交換 武蔵野市立本宿小
・5月31日(金)18時:OH,  調布市立滝坂小(●陥没周辺在住者
・6月1日(土)10時:OH, 13時:意見交換 調布市立滝坂小(●陥没周辺在住者
6月1日(土)15:30〜17:30: OH 調布市立滝坂小(●調布市在住者)
・6月7日(金)18時:OH, 19時:意見交換 東名インフォーメーションセンター
・6月8日(土)10時,14時:OH 東名インフォーメーションセンター
*備考
オープンハウス:事前登録不要
意見交換の場:事前登録制(先着順。開催日2日前15時締切)
マスコミの方の取材・撮影お断りだが、別途説明時間用意するカモ。
オープンハウス資料は当日公開予定
https://tokyo-gaikan-project.com/news/openhouse.php

外環シールドトンネル工事の現場見学会
 ●事前申込抽選制  
詳細はここ
見学時間帯
A:9時-,B:10時-,C:11時-,D:13時-,E:14時-,F:15時-
・5月19日(日)大泉側本線 対象:練馬・杉並・武蔵野
申込期限:5/15正午、
・5月26日(日)中央JCT(南側B,Fランプ)
 申込期限:5/22正午、対象:三鷹・世田谷・調布
・6月8日(土)東名側本線
  申込期限:6/4正午、対象:世田谷・狛江・調布
 
◆参考情報東京外環トンネル施工等検討委員会第29回の記録(4/26)
●第29回委員会 令和06年04月26日(月)議事概要(pdf)
●再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取り組みを踏まえた工事の状況等について
<大泉側本線(北行)シールドトンネル>
<大泉側本線(南行)シールドトンネル>
<東名JCT Hランプシールドトンネル>

5月13日(月)調布市情報漏えい国賠訴訟(*) 第3回口頭弁論
・10時30分  東京地裁立川支部 404号法廷

 (*)調布市による個人情報漏えい及びメールデータ破棄を理由とする国家賠償請求事件
    略称:調布市情報漏えい国賠訴訟

*****2024年4月のイベント情報*****

4月25日(木)ストップ・リニア訴訟!控訴審 第1回口頭弁論
・11時〜 東京高裁101号法廷

詳細はここ

4月24日(水)東京外環道訴訟 第22回口頭弁論
・15時〜 東京地裁103号法廷
 終了後(予定16時過ぎ〜)、報告集会 衆院第2議員会館第4会議室


4月6日(土)13時 大気汚染測定運動一斉測定報告会
第93回定例NO2測定結果報告会(11月30日〜12月1日一斉測定実施)
日時:4月6日(土)13時〜16時
会場:渋谷区消費者センター
主催:大気汚染測定運動東京連絡会

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▼ 過去のイベント情報(2024.1月〜2024.3月)はこちら

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 道路住民運動全国連絡会編著 本体2600円 緑風出版
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東京外環道の真実を伝える本を広めてください!
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2024年03月14日

「外環陥没住民監視・盗撮」の事実の解明と謝罪を求めて、外環ネットが鹿島建設と外環事業者らに申し入れ!

 外環ネットは、鹿島建設、外環3事業者、東京都に3月14日付の「東京外環事業者の住民監視・盗撮について、事実の解明と謝罪を求める」申し入れを行いました。
 この件は、しんぶん赤旗日曜版2024年3月10日・17日合併号のスクープ記事により発覚したものです。
 記事の見出しは、「東京外環道 鹿島が住民を監視・盗撮」、「散歩中から自宅内の様子まで逐一共有」、「侮蔑的な”あだ名”つけ中傷 要望や苦情を「金目当て」と」、「理解得ずに強行」、「住民「陥没事故への謝罪の気持ちないのか」」、「マスコミも標的」「組織的な不法行為 度を越す人権侵害」。

 以下は、申入書です。
----------------------------------------------

2024年3月14日

国土交通大臣 斉藤鉄夫様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 由木文彦様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長CEO 小室俊二様
東京都知事 小池百合子様
鹿島JV御中、鹿島建設株式会社 代表取締社長 天野裕正様

東京外環事業者の住民監視・盗撮について、事実の解明と謝罪を求める
   
                                 
外環ネット

 私たち外環ネットは、東京外環道の沿線7区市の住民の団体です。東京外環道工事は、2020年10月に陥没事故を起こし、地上に影響がないとの前提を崩し、被害地が地盤補修の工事現場と化している状況に対し、外環沿線全体で、同様な事態が起きないよう、また平穏な日常生活をおくれるよう活動を続けています。

 今回、「しんぶん赤旗日曜版」2024年3月10日、17日合併号が報道した、外環事業者が被害地域で住民を監視、盗撮していることは、安全管理などではなく不法な行為です。報道をみる限り、住民に対して事実に基づかない侮蔑的な誹謗中傷が重ねられており、事故の加害者が被害者を冒とくし貶めるもので許せません。
 陥没事故・地盤補修によって侵害された被害の正当な賠償を求めている住民を侮辱する行為は、地域の安全と自治を壊し、国とNEXCO、当該建設会社の人権意識の低さを如実に示す行為です。

 一連の監視・盗撮は、憲法に保障された人格権、プライバシーの権利を侵し、報道の自由や平穏な生活権を侵害し、名誉毀損、侮辱罪そのものです。責任者である国交大臣、NEXCO東日本、鹿島建設社長は,その責任を明らかにすべきです。

 特に、この監視が、被害住民、訴訟原告ばかりでなく、メディア、一般国民、この地域への見学者、訪問者にも向けられていることは、背筋が寒くなる思いを禁じ得ません。私たちは、この問題について、厳重に抗議するとともに、国、東京都及び事業関係者が謝罪し事実を明らかにすることを求め、下記のとおり要求します。

1.国、東京都及び事業関係者は、住民に直接謝罪すること
2.鹿島JVは、違法行為である住民監視を直ちにやめること
3.鹿島JVは、住民監視で得た個人情報をすべて住民に開示すること
4.鹿島JVは、上記1,2、3のうえで、住民説明会を開催して説明すること
5.国、都、ネクスコ2社は、上記3項目を鹿島JVに実行させること
6.国、都、ネクスコ2社は、上記3項目が果たされるまで全ての外環工事を中断すること
以上

            
 問合先:外環ネット<info-gaikannet@gaikan.net>


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2024年01月24日

イベント情報(2024年1月〜3月 )

外環関係その他リニア等さまざまな動きの直近のお知らせです。
次のイベント情報(2024年4月〜6月)はこちら

*****2024年3月のイベント情報*****

3月4日(月)調布市情報漏えい国賠訴訟(*) 第2回口頭弁論
・10時30分  東京地裁立川支部 404号法廷
 (*)調布市による個人情報漏えい及びメールデータ破棄を理由とする国家賠償請求事件
    略称:調布市情報漏えい国賠訴訟

*****2024年2月のイベント情報*****

2月24日(土)西東京市公民館市民企画事業 講演会
・テーマ:平穏な生活が破壊された!
ー東京外環道事業 被害の実態と問題点ー
・講師:丸山重威さん
・日時:2024年2月24日(土)14時〜16時30分
・会場:西東京市保谷駅前公民館集会室

(西武池袋線保谷駅南口隣接ステアビル5階)
・定員:40人(事前申込不要)
・参加費(広報・資料代):100円
・共催:緑・住環境どうなる、保谷3・4・6道路ちょっと待ってよの会&西東京公民館

2月22日(木)14時 外環青梅街道IC取消訴訟口頭弁論
・14時 東京地裁103号法廷


2月18日(日)市民外環三鷹 とめよう!外環道路 集会&総会2024
・テーマ:外環道路どうなっているのか〜お金・安全・暮らし〜
・日時:2024年2月18日(日)13時〜15時
・会場:井の頭コミュニティセンター新館+オンライン併用
(三鷹市井の頭2-32-30)井の頭公園駅徒歩8分
・オンライン参加申込先 https://qr.paps.jp/ArNgm
・主催:市民による外環道路問題連絡会・三鷹
20240218_mitaka_soukai_chirashi.jpg集会・総会案内

2月3日(土)東京外環道訴訟 提訴6周年集会
・14時 武蔵野公会堂 第1・2会議室(吉祥寺駅公園口徒歩3分)
20240203_6year.jpg
20240203_6year.pdf

*****2024年1月のイベント情報*****

1月28日(日)練馬に大型道路はいらない住民集会
・日時:2024年1月28日(日)14時〜16時30分
・会場:練馬区立石神井台みどり地域集会所
    (練馬区石神井台2−13−6)
・講演 14時〜15時30分
  テーマ:外環の2・外環トンネルと住民参加
  講師:小山雄一郎さん(玉川大学教授)
・総会 15時40分〜16時30分
・主催:とめよう「外環の2」ねりまの会

******************************************
▼ 過去のイベント情報(2023.10月〜2023.12月)はこちら

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2023年11月25日

外環ネット他計13団体が声明:陥没事故から3年、外環道工事中止、事業見直し、大深度法廃止を!

 2020年10月18日に東京外環道工事現場の真上の調布市の住宅街で陥没事故が発生してから3年目にあたり、外環ネット、東京外環道訴訟原告団・弁護団、他11団体(計13団体)は、外環道工事中止、事業見直し、大深度法廃止を求める声明を発表しました。
 なお、この声明は、国土交通大臣(*)、NEXCO東日本社長、NEXCO中日本社長、および東京都知事宛に送付します。(*)2023年11月22日に国土交通省道路局高速道課菅係長に手交。

以下は、その声明です。
-------------------------------------------------------
2023年11月22日

《声明》 陥没事故から3年 基本に立ち返って、住民の人格権・財産権を侵害する東京外環道の工事中止、事業見直し、大深度法廃止を訴えます!

外環ネット
東京外環道訴訟原告団・弁護団
ほか11団体

(1)陥没事故から3年
 2020年10月の陥没事故から3年。この間、2022年2月の裁判所の工事一部差止仮処分決定(他の区間の差止は2023年3月最高裁が特別抗告棄却)が出た時に、「仮処分を受けてどうするのか」という質問に、斎藤鉄夫国土交通大臣は「各方面と協議して適切に対応する」と答えたまま、現在に至るも「検討中」である。
しかし、この1年、陥没地域でまち壊しの地盤補修工事を開始した。
 また、差止区間(東名JCT北側本線トンネル工事)以外で、陥没原因調査や再発防止対策が不十分のまま、大泉JCT南側本線トンネル工事、中央JCTや東名JCTのランプトンネル掘削工事をなし崩し的に次々再開している。

(2)陥没地域では「まち壊し」が進む。地盤補修工事で新たな被害。入間川に気泡発生!
 陥没地域については、裁判所の決定を機に再検討を、と求めた被害住民の抗議を無視して、@停止を余儀なくされた掘削をどうするのか、A停止の原因者になっている請求人に対して、どう補償し、人権侵害をどう解消するのか、Bこの土地でトンネル建設を進めた結果、破壊されたまちをどう修復するかーといった基本的な問題には一切答えていない。
そればかりではなく、被害に付け込んで、差止の理由とされた当該の被害者を排除して、裁判所の決定を「無効」にしようとしている。

 事実、この1年間で陥没地域の住宅街は、巨大な工事現場と化した。約220m×16mの緩んだ地盤補修工事区域では、住民の追い出しが進み、約30戸の半数がすでに解体・更地化され、コミュニティは壊された。
8月に開始された工事は2年続く予定だ。
住宅が両岸に迫る入間川の上部約350mにパイプラインを設置し、セメント固化材を圧送し、排泥を戻す。
平穏な住宅街では、圧送ポンプなどの機械設備やパイプラインからの振動・騒音・低周波音などの新たな環境被害が発生している。
買取り対象区域外でも北行きルート直上は工事資材ヤードにするとの名目で買取られている一方で、トンネル掘削時の低周波音による健康被害者は、一時避難は認められても、買取を拒否され自費での転居を強いられている。

 11月2日、地盤補修箇所近傍の入間川に気泡が噴出していることが確認され、工事は中断された。
この工事は、高圧噴射攪拌工法によりセメント固化材と空気を超高圧で地中に吹き付けて地盤を崩し、直径4m高さ約40mの円柱を約220本作る作業である。
その影響が、対象の地下だけでなく、約20m離れた周辺の土地=入間川川底にまで及んでいることを示したものであり、補修範囲外の周辺の土地、地盤にも広がっていることを意味する。
新たな財産権侵害の不法行為である。
地盤補修方法を工法の見直しから根本的に再検討しなければならない。
今回、入間川の気泡発生を限られた住民のみに注意喚起したことは、広い範囲の住民の安全を軽視したものであり、危機感の欠如した措置である。

(3)気泡シールド工法は地表に酸欠空気を噴出。仙川への漏気前提の工事は許されない!
 地下工事により気泡が地表に上がってきたのは、初めてではない。2018年5月、気泡シールド工法を用いた東名JCT北側工事の掘削現場から世田谷区の野川に噴水のように気泡が噴出した。事業者は気泡の酸素濃度の値を隠蔽し続けていたが、ついに致死濃度の約6%であることを公表した。
酸欠事故を危惧する住民の要望に応じて居宅の酸欠調査を行う一方で、その後も、大泉JCT南側工事の白子川、また、調布市・狛江市の野川でも「大気に比べて微量である」と酸欠気泡を発生させ続けた。陥没事故にも大量に注入した気泡が関与しており、気体を用いる工法は住宅地下では欠陥工法である。

 陥没事故を発生させた気泡シールド工法を、信ぴょう性の薄い原因調査と実効性のない再発防止対策を基に、工事差止仮処分区間以外で使用し続けることは大変危険である。
特に、中央JCT南側ランプシールドトンネル工事について、トンネルから5m上の仙川河床に掘進添加物や酸欠気泡が出る可能性を前提に工事をする、と事業者は10月の工事開始前のオープンハウスで公表した。環境汚染や住民の人格権を侵害する工事は許されない。

(4)「地上に影響ない」は虚構!人権侵害の外環道工事は中止、大深度法は廃止を!
 この事業は、地権者には一切了解を得ないで始めた、財産権無視・憲法違反の大深度地下工事である。私たちは実験用動物ではない。大深度地下法が誕生した当時、法案を検討した調査会報告では、地上への影響について言及され、国会審議でも「一層の研究」が必要とされていた。

にもかかわらず、国(当時の建設省)は、住民の了解を得ずに開発が可能である、という一点で法案成立を強行し、高架方式による計画を地下方式に変更した。国も東京都も十分な検討なしにこれを認可、承認し、「地上に影響が及ばない」との虚構の説明を、陥没事故発生により破綻するまで行ってきた。
そして、住民に理不尽な被害を与えている。
2023年10月に発覚した、野川サイクリング道路陥没を、狛江市に報告せずに修復した事業者の「隠蔽」体質も、住民無視の大深度法に依拠している。

 私たちは、2017年12月に国・都に対して承認・認可の無効確認と取消を求める「東京外環道訴訟」を提訴した。それ以来、土地所有権の原則を壊す憲法違反の大深度法の廃止及び「費用対便益」の経済性も失われ、人口減少社会への展望をも欠いた東京外環道事業の中止を求めてきた。また、大深度法で守られた工事の杜撰さや説明責任放棄、さらに住民の人格権侵害を指摘してきた。

国とNEXCO2社は、「いったん決めたことは動かさない」という、頑迷な官僚主義によって、次々と新たな問題を起こしながら、その説明責任を果たすことなく事業を強行し続けている。
この先の「世界最大級の難工事」を自認する地中拡幅部の工事を、事業者が行えるとは到底見えない。
 陥没事故から3年を経た今、私たちは、既に公共事業として破綻している、財産権・人格権侵害の東京外環道の全面的工事中止と、事業見直し、大深度法廃止を求めます。
以上
                                   

賛同団体
・とめよう「外環の2」ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会
・外環道検討委員会・杉並
・外環を考える武蔵野市民の会
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・外環道路予定地・住民の会
・調布・外環沿線住民の会
・野川べりの会
・外環いらない!世田谷の会
・東名JCT近隣住民の会
・東京外環道訴訟を支える会

連絡先: 外環ネット E-mail: info-gaikannet@gaikan.net


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