2019年04月09日

世田谷では酸欠ガスに続き、家が揺れる振動被害が続出! 沿線住民が工事の中止と被害対策を要請

 東京外環道の本線トンネル東名北工事において、事業者は、住民の工事中止の要請を無視して、2019年1月中旬から住宅真下での掘進を強行しています。その結果、シールドマシンが地下を通過した地域の直上及び周辺の住宅において、振動被害の訴えが続出しています。
 この事態を受けて、世田谷区・狛江市・調布市などの住民からなる「野川べりの会」は4月1日、「東京外環道の本線トンネル東名北工事を中止し、振動被害の実態調査、原因究明、対策及び説明を求める要請書」を3事業者と東京都知事に送付しました。

 
2019年4月1日

国土交通大臣 石井啓一様
東京都知事  小池百合子様
東日本高速道路株式会社代表取締役社長 小畠 徹 様
中日本高速道路株式会社代表取締役社長 宮池 克人様

「野川べりの会」


東京外環道の本線トンネル東名北工事を中止し、振動被害の実態調査、原因究明、対策及び説明を求める要請書

 国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社の3事業者は、東京外かく環状道路東名北工事の事業地内おけるシールドマシン初期掘進において、住民にその環境影響結果の報告、説明を行わないだけでなく、様々な問題を放置したまま、又、住民及び関係自治体から「外環道路工事で野川に発生した気泡問題に関する住民説明会の開催」の要望があったにもかかわらず、これを無視して、2019年1月中旬から住宅地真下での本線トンネル東名北工事の本掘進を進めています。

 その結果、住宅地真下での本掘進が強行されて間もなく、シールドマシンが地下を通過した地域の直上及び周辺の住宅において、振動被害の訴えが続出しています。
 その内容は、次のようなものです。 

*震度2程度の振動を、早朝に感じた方がいます。
*地震だとびっくりして飛び起きた方がいます。
*風呂の水の揺れを確認した方がいます。
*振動で眠れないと訴えた方がいます。
*野川の左岸のみならず、右岸でも揺れています。
*家屋調査範囲外の地域でも揺れを感じた方がいます。


 これらの、振動被害については、その原因が外環道のトンネル工事によるものであることが、大いに推察され、地表に影響を与えないことが大前提の大深度地下法違反に関わる問題であるばかりでなく、建物損傷および睡眠障害などの精神的身体的苦痛につながる恐れがあります。

 更にはシールドマシン周辺の地盤の緩みを助長させ、将来の陥没の原因となる空洞の誘発とその拡大発展をさせる可能性があります。
 
 振動被害を放置したままの掘進継続は許されません。
 他の事業では夜間の掘削を止めた実例もあります。

 安全・安心を最優先とする公共事業である東京外環道事業においては、東名北工事の掘進工事を直ちに中止し、振動被害状況の調査、原因究明、対策を図り、住民説明会を開催することを要請します。

 要請事項の詳細を下記に記します。
 なお、早急な対応への検討の経過を2019年4月5日までに、下記連絡先までご連絡ください。また、2019年4月12日までにご回答を文書でください。



1.工事地域における振動被害の実態調査の実施及び報告
   家屋調査より広い範囲で行うこと。

2.掘進予定地域における振動等の測定
  @事業者による24時間の振動測定。
  A希望する住民には、住宅などへの振動計を設置すること

3.原因究明
  @事業者が行った振動調査結果の公表
  A住民からの被害報告と工事との因果関係の究明。
  被害発生の時間帯のシールドマシンの位置、作業内容を照らして、原因究明にあたってください。

4.対策
  振動があるままの掘進継続は許されません。工事を中止し、完全な対策を示すこと
 
5.地表面にシールドマシン先端位置を表示すること

6.24時間工事情報受付ダイヤルの対応機能改善
  今回の振動問題で、対応の稚拙さが浮き彫りになっています。緊急対応が迅速に取れるよう体制・機能の改善を求めます。

7.住民説明会を開催し、以上の項目について説明すること
以上
連絡先 : 省略

posted by 外環ネット at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース