2020年03月26日

3回も空気噴出させた東京外環道工事の中止を求める!12日外環ネットが国土交通記者会で記者発表

国等の事業者が気泡シールド工法による掘進を強行したことにより、2020年3月7日から3度目の酸欠ガスが野川に噴出したことから、外環ネットは12日午後、国土交通大臣宛の抗議・要求文を提出(既報)した後、国土交通記者会において、野川および白子川で「3回にわたり空気を噴出させた東京外かく環状道路シールド工事は中止すべきです」との記者発表を行いました。

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(2020年3月12日国土交通記者会で記者発表)
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2020年3月12日

報道機関 各位

3回にわたり空気を噴出させた東京外かく環状道路シールド工事は中止すべきです
外環ネット


東京外かく環状道路のシールド工事では、トンネル上部の地盤が変容する可能性があります。加えて、2020年3月7日に至り、調布・狛江市域に入ったシールド工事によると思われる気泡が野川に出現しました。「地表面に影響を与えない」という大深度法の前提は、再び崩れたのです。

これまでの経緯
2018年5月から7月にかけて世田谷区の野川に気泡が噴出し続け、地下水位観測井等に地下水が流出しました。気泡シールド工事が原因で漏出した気泡の酸素濃度は1.5〜6.4%で、一息吸っただけで即死するような酸素欠乏空気でした。

それ以来、私たち沿線住民は、命の危険を感じ、原因究明・対策等を、国土交通省をはじめ事業者等に直接、あるいは基礎自治体等を通じて要求してきましたが、納得できるような回答が得られていません。また、情報公開請求に対しても、非開示ないしは黒塗り一部開示で答えるだけです。

トンネル施工等検討委員会提言は住民の安全無視
2019年6月13日、第19回 東京外環トンネル施工等検討委員会は、「大泉JCT工事ヤード内において漏気抑制を確認した上で、今後の工事を進める。」とし、室内試験により、添加材の調整で漏気が抑制できることを確認したと公表していました。

しかし、その実証試験の場である大泉JCT工事ヤード内での確認掘進で、8月19日から9月4日にかけて練馬区の白子川に7.3%〜の酸欠空気の漏出、また、10月31日から既存ボーリング孔の漏気が東京外環プロジェクトのホームページで公表され、さらに、10月17日の【お知らせ】では、漏気抑制ができていない中、前言を翻すような以下の有識者(委員会メンバーとされる)見解が報告されました。
「添加材に気泡を用いた掘進は、空気の通り道等により漏気の可能性はある」
これに続けて、漏気が発生したとしても周辺環境に影響がないと考えられるので、気泡を用いた掘進を進めること、という主旨の提言をまとめています。この提言に沿って事業者は、2020年3月2日から、狛江・調布市域での工事に気泡シールド工法を再開しました。

野川に3度目の漏気発生
そして早くも5日後の3月7日に、トンネル工事に沿った野川で、再び漏気が発生したことを、わたしたちは確認しました。もはや「空気の通り道等」とは関係なく、いかなるところにおいてもシールド工事による漏気発生が明白になりました。

シールド工事による地盤の緩み発生に加え、気泡シールド工法による(酸欠)空気の地表面噴出が避けられないことを示すものであり、また、酸素欠乏状態の空気噴出となれば、沿線に居住する住民等の生命や生活の安心・安全を無視するものであります。 とりわけ、地下室や古井戸等の所有者や当該区域において地下工事に当たる作業員の生存権、財産権を破壊、毀損するものです。親水公園の子供たちも命の危険にさらされるのです。

以上の理由から、わたしたちは東京外環道工事の中止を求めています。

本日3月12日、国土交通大臣宛の抗議文(添付)を道路局高速道路課課長補佐に手交しました。それ以外の宛先各位には別途郵送予定です。 
問合せ先:省略
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2020年03月25日

3月7日から野川に3度目の酸欠ガス噴出!外環ネットは12日に国交大臣宛に緊急抗議・要求文を手渡す

国等事業者は、東名地区で酸欠気泡を大量に発生させ中断を余儀なくされた気泡シールド工法を用いて、住民の反対にもかかわらず、調布・狛江市域に入った3月2日から掘進を再開しました。
その結果、7日以降、隣接する野川の水面に気泡が湧出する事件が発生しています(国・事業者は本件につき3月11日に報告公表)。我々の測定によれば、気泡は、致死レベルの酸素濃度1.4%の酸欠気泡であることが明らかになっています。

外環ネットは、この事態を受けて、2020年3月12日、霞が関の国土交通省を訪問して国土交通大臣に対する抗議・要求文を、道路局高速道路課より大臣あてに届けるよう要請しました。抗議・要請内容は「東京外環、3回も繰り返された(酸欠ガス)漏気事件に抗議する!〜国土交通省は、説明責任を果たせ・陳謝せよ・工事を止めよ〜」とし、今回の野川での漏気事件のより詳細な説明の即刻公表、これまでの虚偽説明に対する謝罪、工事中止を求めました。
詳細は、以下をご覧ください。

20200312_Kougibun_DSC03657.jpg 
国土交通省道路局高速道路課(左)に外環ネット(右)が抗議・要求文を手交

以下は、その緊急抗議・要求文です。

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2020年3月12日

国土交通大臣 赤羽一嘉 様
[写] 関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所長様
[写] 東京外かく環状国道事務所 計画課長 木本悠太様
東京都知事 小池 百合子 様
[写] 東京都建設局 三環状道路整備推進部長様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
[写] 中日本高速道路株式会社東京支社 東京工事事務所長様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様
[写] 東日本高速道路株式会社 関東支社 東京外環工事事務所長様

外環ネット

東京外環、3回も繰り返された(酸欠ガス)漏気事件に抗議する
〜国土交通省は、説明責任を果たせ・陳謝せよ・工事を止めよ〜


東京外かく環状道路の本線シールドトンネル工事で、3月7日に調布市の野川において、またまたシールドマシン掘削に使用される圧縮空気が大深度地下から野川水面に漏出する事件が発生しました。この事実は住民によっても視認され、国・事業者による一報が昨日3月11日に公表されました。

今回の漏気の原因は、住民がこぞって反対する気泡シールド工法による掘進を、地層が北多摩層から東久留米層にかわる地点において、3月2日から再び強行した結果であり、住民の安全安心に対する国・事業者の軽薄な危機感の現れと言わざるを得ません。

同様のガス漏出事件は、2018年5月〜7月、世田谷の野川に致死酸素濃度の酸欠空気を噴出させ、2019年8月には練馬・大泉ジャンクションの白子川等において酸欠空気を漏出させた事件に続いて今回で3度目であります。これらの事実に対しては、重大な失態を繰り返していると言わざるを得ず、断じて許されるものではありません。

国・事業者は、繰り返される漏気発生および酸欠空気発生の機序をデータに基づいた科学的説明をしえないままに、周辺環境には影響がないとの気泡シールド工法の安全神話を品位なく繰り返し、住民に対する説明責任を全く果たしていません。住民の納得のいく客観的説明を重ねて求めます。

従前、国・事業者は、漏気が抑制できる手段があるかのように説明してきましたが、ここにきてそれが不可能であり、地層を含む地中の状態次第で、漏気の完全抑制が不可能であることを、「添加材に気泡を用いた掘進は、空気の通り道等により漏気の可能性はある」と認めました。

ガス(空気)を使わない工法(泥土加圧シールド工法)は今回使用のシールドマシンでの実績が既にあるにも関わらず、地中・地表部への(酸欠)漏気が抑制しえない気泡シールド工法を住宅密集地の真下で使用することなど言語道断です。国・事業者は、これらの事象が大深度法に違反すること、今後において同じ失態を繰り返すことは許されないことを反省・自覚すべきです。

今回の野川での漏気事件のより詳細な説明を即刻公表すること、およびこれまでに国・事業者が行ってきた虚偽の説明に対する謝罪を求めるとともに、気泡シールド工法による地中・地表部への影響および住民の生命・財産に対する危険性を素直に認め、直ちに工事を中止することを改めて強く要求します。
以上
問合せ先:省略
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2020年03月05日

イベント情報(2020年3月〜5月)

外環関係その他のさまざまな動きの直近のお知らせです。

*****2020年5月のイベント情報 *****

お知らせ:5月27日(水)東京外環道シールドトンネル工事差止仮処分命令申立

お知らせ:東京外環道訴訟第8回口頭弁論再び期日変更
    変更前:5月27日(水)
    変更後:9月9日(水)14時 東京地裁103号法廷
*コロナ禍により、3月24日から5月27日に期日変更になったが、再び変更

*****2020年4月のイベント情報 *****

東京外環青梅街道インター事業認可取消訴訟口頭弁論
    変更前:4月27日(月)
    変更後:期日未定
 
*****2020年3月のイベント情報 *****

東京外環道訴訟第8回口頭弁論の期日変更
    変更前:3月24日(火)
    変更1:5月27日(水)
    変更2:9月9日(水)14時 東京地裁103号法廷
      
 
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