外環ネットなど計12団体は、2018年7月17日付けで、国交大臣、東京都知事、NEXCO中日本社長、NEXCO東日本社長に対し、「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」を送付し、工事中止、説明会開催等を求めました。
これは、7月4日付けの「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」に続くものです。
以下は、申入書です。
2018年7月17日
国土交通大臣 石井 啓一 様
東京都知事 小池 百合子 様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様
外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ
東京外かく環状道路本線トンネル東名北工事のシールドトンネル工事により、野川の気泡、遊歩道の観測井からの出水に続き、ヤード内に地下水の流出があった件について、7月4日〜8日のオープンハウスでおおまかな説明がありましたが、詳細は調査中として伏せられ、曖昧な回答のみで、住民が納得できるものではありませんでした。
野川の気泡に続き、地表面に地下水の流出をもたらした本事象は、大深度法適用の前提を覆す重大問題であり、掘削が進めばシールドマシン先端直上やその周辺の住宅地でも起こりうること、また、地盤沈下や陥没につながりかねないことを示唆しました。
また、「酸欠」気泡は、我々住民や動植物の「住」「棲」という生命の基盤を脅かすものであり、「シールドマシンは段取り替えのために止めてあります」という住民を軽んじた説明に怒りを禁じ得ません。
説明不足は山ほどありますが、その具体例を2〜3あげると、
▼オープンハウス配布資料 「東名JCT周辺の野川の気泡について(気泡等の発生状況)」:
「6/28の午後4時頃、工事ヤード内において、地下水が流出しましたが、その後、流出は収まっております。(写真C)」という一文のみで、出水中の写真はなく、乾いた事後写真一枚、水の出方についても数分間というような曖昧な口頭による回答で、噴出状況や出水量など出水の様子が全くわかりません。サンプル採取も実施してないという杜撰さです。
▼オープンハウス配布資料 「気泡発生箇所周辺の野川の水質調査結果(速報値)」:
「環境専門家からも、気泡の酸素濃度は低いものの」との一文がありますが、環境専門家の立場や氏名も、また、酸素濃度の数値も18%未満(酸欠状態)であるようだが、その数値も明らかにされません。
▼東京外環プロジェクトHP 2018年6月29日付「[お知らせ] 東名JCT周辺の野川の気泡について」
NEWS欄の標記記事は、「野川.pdf」をクリックし、スクロールしなければヤード内地下水流出についての情報にたどり着くことができません。ヤードは野川ではありません。地下水は気泡ではありません。
このようなわかりにくい情報の公表方法を改め、誠意ある対応をお願いいたします。
なお、6月29日以前の、5月18日等の記事はすでに削除済みで、過去の情報にアクセスできません。
以上のことから、外環沿線住民は、下記のことを強く各位に求めます。
なお、この申し入れに対する文書での回答を、7月27日までに問合せ先にお願いいたします。
記
1.本件により住民に与えた迷惑や環境影響が今後起こらないと住民が納得できるまで、シールドマシンを停止したままとすること。
2.地下水流出問題について、その経緯、発生メカニズム、環境影響、有害性の有無、今後発生の可能性等をデータとともに公表し、住民に説明会を開催すること。
3.現地見学会(地上と地下)を開催すること。
4.「酸欠」気泡や地下水流出のような、地表面に現れた異常を、沿線の自治体や住民が直ちに知り、避難できるような情報連絡体制をつくること
5.ホームページによる公表方法は、適切なキーワードを表題に入れるなど、わかりやすく、アクセスしやすく、過去の履歴を残して、全掲載内容にアクセスできるように改善すること
6.ネット環境(ツイッター、メールを含む)にない住民のことも慮り、当該地にある工事ヤードの、日程表・地図・マシンの位置などを表示している看板の横等にも大きな文字表示で告知すること
7.事業地外に進む本掘進以前に、初期掘進の結果報告、緊急時避難計画についての説明会も開催すること
以 上
問合せ先 : 省略
申し入れ団体(順不同)
・外環ネット
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・野川べりの会
・外環中央JCT関係住民の会
・外環予定地・住民の会
・調布・外環沿線住民の会
・外環道検討委員会
・東京外環道訴訟を支える会
・外環道検討委員会・杉並
・外環を考える武蔵野市民の会
・とめよう外環の2ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会
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