2018年09月16日

「外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書」を関係省庁に送付。酸素欠乏症等防止規則等の法令順守の確認を求める。

 外環ネットは、2018年8月28日付け「外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書」を国土交通大臣・NEXCO中日本社長・NEXCO東日本社長、厚生労働大臣、環境大臣、東京都知事に送付し、労働安全衛生法酸素欠乏症等防止規則(「酸欠則」)(とりわけ同規則24条)等の酸欠空気に関する法令や酸欠空気による住民の被害の防止について(環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)にもとづいた措置の実施を求めました。

外環道トンネル工事により、東名JCT近傍の野川の川面に5月中旬からシールドマシンを停止するまで1か月以上にわたり気泡が噴出し続けました。事業者はその気泡の酸素濃度の公表を拒んできましたが、8月24日酸素濃度が1.5〜6.4%であると公表しました。これは、一呼吸で死に至る値です。
 そこで外環ネットは、周辺1kmの閉ざされた空間(井戸、地下室、地下街、地下鉄構内、地下工事現場)等での死傷事故の発生を防ぐために、関係機関に申入書を至急送付しました。 
なお、酸欠則24条などは、半径1kmの範囲の井戸調査などを規定しています。
昭和57年06月14日基発第407号

 今回の申入書は、7月4日付けの「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」、7月17日付けの「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」に続くもので、引き続き、この問題に関する説明会の開催を求めていきます。
 以下は、申入書です。いずれも申し入れ団体は外環ネット。

(1)国土交通大臣・NEXCO中日本社長・NEXCO東日本社長あて
(2)厚生労働大臣あて
(3)環境大臣あて
(4)東京都知事あて

-----------------
(1)国土交通大臣・NEXCO中日本社長・NEXCO東日本社長あて

2018年8月28日
国土交通大臣 石井 啓一 様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様

外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書

 東京外かく環状道路(以下「外環道」という。)の本線トンネル東名北工事により「酸欠」空気が野川の水面などから噴出している重大事象については、予定地及び周辺に生活する者にとって生命にかかわる大問題で、すでに、貴職あてに提出した2つの申入書(7月4日付け「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」及び7月17日付け「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」)に詳しく述べたとおりです。

 昭和46年には酸素欠乏症が147件も発生し、霞が関や赤坂などにおいて、周辺の建設工事における圧気工法による酸欠空気の発生がみられ、労働安全衛生上の問題のみならず、公害問題となり、「酸素欠乏症防止規則」が施行され、また、「酸欠空気による住民の被害の防止について」(公布日昭和46年12月25日 環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)が出されました。

 外環道トンネル工事に用いられる気泡シールド工法は、地下約50mの土圧・水圧がかかる切羽に圧縮空気を注入するもので、地層への影響は圧気工法と同じであり、大変危険な工法であるといえます。なお、気泡発生後3か月以上経過した8月24日に気泡の酸素濃度は1.5〜6.4%であると、一呼吸で致死レベルの数値であるにもかかわらず、小さな字で公表されました。

 外環道工事による酸欠空気が地表に噴出したり、地中に滞留することにより、住民等が将来にわたって被害を受けないように、外環道工事に関して下記の事項について申し入れます。
 なお、ご回答は文書にて9月25日までに連絡先に送付して下さい。

        記
1.「酸欠空気による住民の被害の防止について」(環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)にもとづいた措置を監督官庁の指導のもとに至急実施すること

2.労働安全衛生法、酸素欠乏症等防止規則(とりわけ同規則24条)等の酸欠空気に関する法令に基づいた措置を監督官庁の指導のもとに至急実施すること

3.酸欠空気による、生物、地下水、地質等の環境への影響について調査すること

4.貴職あての2つの申入書(7月4日付け「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」及び7月17日付け「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」に対して速やかに回答すること
以上

-----------------
(2)厚生労働大臣あて

2018年8月28日
厚生労働大臣 加藤勝信様

外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書 

 東京外かく環状道路(以下「外環道」という。)の本線トンネル東名北工事により「酸欠」空気が野川の水面などから噴出している重大事象については、予定地及び周辺に生活する者にとって生命にかかわる大問題で、国土交通大臣あてに提出した2つの申入書(7月4日付け「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」及び7月17日付け「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」)に詳しく述べたとおりです。(別紙参照)

 昭和46年には酸素欠乏症が147件も発生し、霞が関や赤坂などにおいて、周辺の建設工事における圧気工法による酸欠空気の発生がみられ、労働安全衛生上の問題のみならず、公害問題となり、「酸素欠乏症防止規則」が施行され、また、「酸欠空気による住民の被害の防止について」(公布日昭和46年12月25日 環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)が出されました。

 外環道トンネル工事に用いられる気泡シールド工法は、地下約50mの土圧・水圧がかかる切羽に圧縮空気を注入するもので、地層への影響は圧気工法と同じであり、大変危険な工法であるといえます。なお、気泡発生後3か月以上経過した8月24日に事業者は気泡の酸素濃度は1.5〜6.4%であると公表しました。これは、一呼吸で致死レベルの数値です。
 
 外環道工事による酸欠空気が地表に噴出したり、地中に滞留することにより、住民等が将来にわたって被害を受けないように、外環道工事に関して下記の事項について申し入れます。
 なお、ご回答は文書にて9月25日までに連絡先に送付して下さい。

       記
1. 外環道トンネル工事において、酸素濃度1.5〜6.4%の酸欠空気が地表に発生してきた事実に鑑み、労働安全衛生法、酸素欠乏症等防止規則(とりわけ同規則24条)等の酸欠空気に関する法令が順守されていることを至急事業者に確認するとともに必要な措置をとること
以上

-----------------
(3)環境大臣あて

2018年8月28日
環境大臣 中川雅治様

外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書

 東京外かく環状道路(以下「外環道」という。)の本線トンネル東名北工事により「酸欠」空気が野川の水面などから噴出している重大事象については、予定地及び周辺に生活する者にとって生命にかかわる大問題で、すでに、国土交通大臣あてに提出した2つの申入書(7月4日付け「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」及び7月17日付け「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」)に詳しく述べたとおりです。(別紙参照)

 昭和46年には酸素欠乏症が147件も発生し、霞が関や赤坂などにおいて、周辺の建設工事における圧気工法による酸欠空気の発生がみられ、労働安全衛生上の問題のみならず、公害問題となり、「酸素欠乏症防止規則」が施行され、また、当時の環境庁からは「酸欠空気による住民の被害の防止について」(公布日昭和46年12月25日 環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)が出されました。

 外環道トンネル工事に用いられる気泡シールド工法は、地下約50mの土圧・水圧がかかる切羽に圧縮空気を注入するもので、地層への影響は圧気工法と同じであり、大変危険な工法であるといえます。なお、気泡発生後3か月以上経過した8月24日に事業者は気泡の酸素濃度は1.5〜6.4%であると公表しました。これは、一呼吸で致死レベルの数値です。

 外環道工事による酸欠空気が地表に噴出したり、地中に滞留することにより、住民等が将来にわたって被害を受けないように、外環道工事に関して下記の事項について申し入れます。
 なお、ご回答は文書にて9月25日までに連絡先に送付して下さい。

       記
1.東京都知事が「酸欠空気による住民の被害の防止について」(環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)にもとづいた措置をとっていることを至急確認すること

2.酸欠空気による、生物、地下水、地質等の環境への影響について調査すること
以上

-----------------
(4)東京都知事あて

2018年8月28日
東京都知事 小池百合子様

外環道トンネル工事の「酸欠」空気による住民等の被害防止を求める申入書

 東京外かく環状道路(以下「外環道」という。)の本線トンネル東名北工事により「酸欠」空気が野川の水面などから噴出している重大事象については、予定地及び周辺に生活する者にとって生命にかかわる大問題で、すでに、貴職あてに提出した2つの申入書(7月4日付け「野川に発生した気泡問題に関する申し入れ」及び7月17日付け「外環東名JCT工事ヤード内の地下水流出に関する申し入れ」)に詳しく述べたとおりです。

 昭和46年には酸素欠乏症が147件も発生し、霞が関や赤坂などにおいて、周辺の建設工事における圧気工法による酸欠空気の発生がみられ、労働安全衛生上の問題のみならず、公害問題となり、「酸素欠乏症防止規則」が施行され、また、東京都知事及び道府県知事宛てに環境庁大気保全局長通達「酸欠空気による住民の被害の防止について」(公布日昭和46年12月25日 環大企76号)が出されました。
外環道トンネル工事に用いられる気泡シールド工法は、地下約50mの土圧・水圧がかかる切羽に圧縮空気を注入するもので、地層への影響は圧気工法と同じであり、大変危険な工法であるといえます。なお、気泡発生後3か月以上経過した8月24日に事業者は気泡の酸素濃度は1.5〜6.4%であると公表しました。これは、一呼吸で致死レベルの数値です。

 外環道工事による酸欠空気が地表に噴出したり、地中に滞留することにより、住民等が将来にわたって被害を受けないように、外環道工事に関して下記の事項について申し入れます。
なお、ご回答は文書にて9月25日までに下記連絡先に送付して下さい。

     記
1.「酸欠空気による住民の被害の防止について」(環大企76号)(各都道府県知事・政令市市長あて環境庁大気保全局長通達)にもとづいた措置を至急実施すること

2.労働安全衛生法、酸素欠乏症等防止規則(とりわけ同規則24条)等の酸欠空気に関する法令が順守されていることを至急監督官庁及び事業者に確認すること

3.酸欠空気による、生物、地下水、地質等の環境への影響について調査すること
以上
posted by 外環ネット at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/184439348

この記事へのトラックバック