2019年11月06日

「白子川に発生した気泡問題に関する申入書」を関係省庁に送付。気泡シールド工事中止等を求める。

 外環ネット他、計13団体は、2019年9月20日付け「「白子川に発生した気泡問題に関する申入書」」を国土交通大臣・東京都知事・NEXCO中日本社長・NEXCO東日本社長に送付し、気泡シールド工事中止等を求めました。
 以下は、申入書です。

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2019年9月20日
国土交通大臣 赤羽 一嘉 様
東京都知事  小池 百合子 様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様

白子川に発生した気泡問題に関する申し入れ

 東京外かく環状道路大泉ジャンクション工事区域を流れる白子川において発生している気泡が、シールドマシンによる地下工事が原因と、事業者が認めています。昨年5月には東名北工事により野川に致死濃度の酸欠ガスが噴出しました。これらはあってはならないことであり、このような事故を引き起こしていながら、住民や地元自治体への説明を全くせずに放置していることに、強く抗議します。

 白子川におけるトンネル工事に起因する気泡発生(以下、「本件事象」といいます)は、9月5日に東京外環プロジェクトホームページ上に公表されました。それによると、気泡発生は8月19日に確認され、それ以降も続いたということです。本件事象発生以来17日間にわたりその事実が隠蔽されていました。その成分はどうであったのか、酸欠空気だったのか、他の個所への漏気はなかったのか。問い合わせに回答はないままです。また、発生個所周辺の川沿いは、白いビニールシートで囲まれ、視認することが困難な状況でした。北行きシールドマシンによる今後の気泡発生も、確認が困難な状況であることは、工事の透明性を損なうものであり、是正が必要です。

 東京外環プロジェクトホームページ上では、「トンネル工事は正常に進んでおり、引き続き安全を最優先に工事を進めてまいります。」としていますが、沿線住民にしっかりした説明もせず、根拠も明らかにしないまま「正常」であると主張するのは、住民、自治体をないがしろにするものであり、強く抗議します。

 今後、大深度地下工事において、様々な場所で気泡漏出が発生する可能性は否定できず、またその漏気が通る地層が上総層群であることから、酸欠空気となる可能性もまた、否定できません。また、東名JCTでの気泡噴出と同様のことが起これば、大深度地下使用認可を受けた地下の立体都市計画適用範囲外に工事の影響が及んでいるという重大な事実を示すものです。これは地表に影響がないものとして設定された大深度地下法、および立体都市計画の基本条件を根底から覆すものであり、説明もせずに放置できるような問題ではありません。気泡シールド工法を見直すべく、直ちに工事を中止すべき状況にあることは、言うまでもありません。

 また、工事で使用する起泡材等の化学物質による地層汚染や圧縮空気による地中有害物質の地表部への移動、酸欠空気の発生、河川・土壌・地下水(飲料水含む)汚染の誘発、さらには、空気の通り道に地下水が侵入し、地層の間隙拡大や水みちを発生させ、あるいは複数の帯水層を繋げ、地下水位の変化を引き起こし、その結果、地盤変位や植生など地表面に変化を及ぼすなどの様々な危険性をもたらすものと考えます。

 2017年2月に開催された「東京外かく環状道路(関越⇔東名)・本線トンネル東名工事に係るシールドトンネル工事の説明会」において、採用のシールド工法が「気泡シールド工法」であることの説明は一切なく、これまで、「地表への影響はない」と言い続けてきた国土交通省及び事業者の説明は、全くの誤りであっただけでなく、起泡材や圧力などの操作条件を再検討し、慎重に進めるから気泡の発生はないとしてきた事業者の発言も、守られなかったことは明らかです。

 以上のことから、外環沿線住民は、下記のことを強く各位に求めます。
 なお、この申し入れに対する文書での回答を、9月30日までに下記問い合わせ先にお願いいたします。

      記

1.気泡発生装置を含む本線シールド工事、ランプトンネル工事を直ちに中止すること。
2.白子川に発生している気泡の終息を確認すること。
3.上記と並行し、沿線各地において東名JCT地域及び大泉JCT地域での気泡発生に至った経緯、理由、有害性の有無をデータとともに住民に説明する場を設定し、実行すること。
4.特に、気泡発生に至った経緯については、既にデータが収集されているはずである。そのデータをすべて開示し説明すること。
5.住民が「本件事象」を理解するため、及び、外環工事の実態を理解するため、説明会と合わせて、現地視察の機会を早急に設けること。
6.説明会の場は、オープンハウスとは別途設けること。
7.東名JCT地域を含め、「気泡」を含む初期掘進の結果の報告(工事内容、環境影響、データ)を行うこと。

以上

申し入れ団体(順不同)
・外環道検討委員会
・外環中央JCT関係住民の会
・外環予定地・住民の会
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・東京外環道訴訟を支える会
・野川べりの会 
・東名JCT近隣住民の会            
・外環道検討委員会・杉並
・外環ネット
・外環を考える武蔵野市民の会
・調布・外環沿線住民の会
・とめよう「外環の2」ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会

問合せ先 :省略


posted by 外環ネット at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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