2020年02月21日

「外環道トンネル工事の工法説明会を調布市で開催しないことに対する抗議声明」野川べりの会他

 野川べりの会と調布・外環沿線住民の会は、2月9日オープンハウス会場(調布市立滝坂小学校)において、調布市域の地層から気泡シールド工法を強行する事業者に抗議声明を手渡し、人命を軽視し、説明責任を果たさない国、ネクスコに強く抗議し、2月末に調布市域で採用する工法の安全性に関する説明会を直ちに開催するよう要求しました。
20200209_takisaka2s.jpg 

 以下は、その抗議声明です。
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2020年2月9日

国土交通省 関東地方整備局
東京外かく環状国道事務所 計画課長 木本悠太様
中日本高速道路株式会社 外環東名北工事区工事長 佐野昌嗣様
東日本高速道路株式会社 外環トンネル南工事部工事長 佐藤龍利様

野川べりの会
調布・外環沿線住民の会


外環道トンネル工事の工法についての説明会を調布市で開催しないことに対する抗議声明


 2018年5〜6月、野川に酸素濃度の極端に低い酸欠空気を漏出させ、2019年8月には、練馬・大泉ジャンクション白子川において、改良された気泡シールド工法でも再び地上に酸欠空気を漏出させました。現在、世田谷区では気泡を使わない工法で掘進中ですが、間もなく進入する調布・狛江市域では住宅地で初めて、安全が証明されていない気泡シールド工法が採用されます。

 酸欠空気が地層の隙間をぬってどこにでも出る可能性は否定できず、その空気は一呼吸しただけで生命に関わる危険なものです。特に地下室・古井戸といった閉鎖空間に酸欠空気が滞留するリスクがあるため、現在、各家庭に地下室や井戸がないか聞き取り調査を行っています。これが危険な工法であることの何よりの証拠です。

 私たちは、酸欠空気を出さず、地上に何ら影響を及ぼさない工法であることをデータで示し、住民の疑問に丁寧に答えるよう、説明会開催を事業者に繰り返し強く求めて参りました。調布市議会においても、2018年9月「外環道路工事で野川に発生した気泡問題に関する住民説明会の開催を求める意見書」を国に提出し、また調布市からも再三に亘り、調布市域の工法に関する説明会を、オープンハウスとは別に開催するよう要望してきました。

 しかし、こうした要望は一切無視され、本日、事業者はオープンハウスの場で、毎時間ごとに一方的な説明を行い、『地上に酸欠空気を出す』という気泡シールド工法の重大な問題点には一切触れないまま、説明したという既成事実だけを残して工事を進めようとしています。

 地上への影響をどのように抑制するのか、ごく微量の酸欠空気とは注入した気泡の何パーセントにあたるのかなど、安全の根拠となるデータを示さなければ到底納得できるものではありません。このような不誠実な対応では、自分の家の下に勝手に巨大なトンネルを掘られる住民は、この工事の安全性を信頼することなどできません。

 これまで世田谷区、練馬区では、掘進計画についての住民説明会を、それぞれ2日に亘って行いました。工法が変わる調布市・狛江市の住民に対して説明会を行うのは当然のことです。人命を軽視し、説明責任を果たさない国、ネクスコに対し、ここに強く抗議し、調布市域で採用する工法の安全性に関する説明会を直ちに開催するよう、重ねて強く要求します。

 調布市域へのシールドマシン進入を今月末に控え、遅くとも1週間以内(2月16日まで)のご回答を宜しくお願いいたします。
以上

連絡先:省略

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*****[お知らせ]*****
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 「住宅の真下に巨大トンネルはいらない〜ドキュメント東京外環道の真実〜」
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posted by 外環ネット at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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