2020年09月04日

空席があるのに参加拒絶!コロナ禍を理由とする住民不在の恣意的ルール・運営の東名JCT工事説明会に野川べりの会と外環ネットが抗議・要請

 2020年8月7、8日に行われた、NEXCO中日本・東日本による東名ジャンクションにおける工事説明会は、コロナ禍を理由に理不尽な住民不在のルールを恣意的に作り、押し付けるものでした。
 野川べりの会と外環ネットは8月28日付けで、このような進め方に抗議するとともに、今後改めることを要請し、回答を求める文書を主催者及び関係機関に送付しました。

 以下はその送付文書です。

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2020年8月28日

中日本高速道路株式会社東京支社 東京工事事務所 所長 杉井淳一様
東日本高速道路株式会社関東支社 東京外環工事事務所長様
(写)国土交通大臣 赤羽一嘉様
(写)国土交通省関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所 所長 柴田芳雄 様
(写)東京都知事 小池百合子様
(写)世田谷区長 保坂展人様

   
野川べりの会
外環ネット

                          
令和2年8月7・8日開催の東名ジャンクションにおける工事説明会の運営への抗議及び要請並びに今後の説明会等への要請


<要請経緯>
令和2年6月付の「東京外かく環状道路 東名ジャンクションにおける工事について」というお知らせ文書が周辺地域の住宅に配布されました。その内容は、感染症の影響を理由に説明会を不開催としたまま、以下の工事の準備工に着手するというものでした。

[工事内容:地下構造物工(電気室)]
(1)工事名:東名ジャンクション 換気所地下工事
[工事内容:坑外設備工(土砂ピット等)]
(2)工事名:東名ジャンクション ランプシールドトンネル・地中拡幅(北行)工事
(3)工事名:東名ジャンクション ランプシールドトンネル・地中拡幅(南行)工事

これに対して、これらの工事は周辺住民の生活環境等に影響を与えると考えられるので、住民は直接、また、自治体議員等を介して、説明会の開催を求めました。

そして、令和2年7月24日付の「東京外かく環状道路 東名ジャンクションにおける工事のご説明について(お知らせ)」文書にて、周辺住民への説明会が、令和2年8月7日16時〜、18時〜と8日14時〜、16時〜、18時〜の計5回、感染症対策の上開催されることになりました。

当初見送られていた説明会が開催されたのは良いのですが、コロナ禍を理由に、人数制限(30名)、時間制限(1時間)等の制約が課され、本来あるべき説明会や従来の説明会から程遠いものとなり、形だけの説明会に終わったというのが住民の認識です。

これまでの説明会も同様に大なり小なり住民にとっては不十分な説明会ですが、必要なら再度参加して質問をし、他の方の質問を聴くことで、補っていました。しかし、今回、それができなくなり、外環事業の説明会の問題点がはっきりと露呈することになったといえます。

具体的に問題点を挙げると、工事内容についての説明資料や口頭での説明が、住民向けでなく不十分でわかりにくい。その結果、質問すべき項目が増えるが、時間制限があるので、質問できない。他の会の質問内容を共有できない。

結局、「何も理解できないまま終わってしまった」という率直な感想を述べる参加者も少なからずいます。例えば、換気所地下工事の電気室が換気所から離れた場所にあることから生まれる疑問などなどについての配慮もない細切れの電気室のハコの工事説明にすぎず、事業全体のなかのこの工事の説明になってない。
仮橋は工事車両用であるが、「電気室工事の仮橋は遊歩道通行止めのう回路ですか」という質問。
これらの感想や質問は、外環道事業に関する知識や情報を部分的には事業者以上にもたれている住民から出ています。

また、土砂ピットによる日照被害を心配する周辺住民への情報(建屋の大きさや周辺住宅との位置関係の具体的数字等)は説明資料にありません。
また、画面の説明に用いた音声は大変聞き取りにくいものでした。

その結果、再度、説明会に参加して、質問したい、他の参加者の質疑応答を聴きたいということになります。しかし、定員に満たないにもかかわらず、2度目の参加を拒絶されました。

各回30名の定員制(事前登録優先)で、「多くの皆様に参加して頂くため、複数回の参加はご遠慮ください(事前登録はお一人様1回1名まで)」とのことですが、実際には事前登録数はどの回も定員に達してないにもかかわらず、2日目の2回目に当日受付で参加を拒絶され、また、3回目(この回の参加者は数名程度)も拒絶されるという理不尽な扱いを受けた方がいます。なぜ拒絶されるのか科学的合理的に考えて理解不能です。「多くの皆様に参加して頂く」ことが阻害されたでしょうか?逆に、拒絶してなければ、(延べ)参加人数を増やすことができたのに。

以下はその具体的な経過です。
1時間ピッタリで、説明が約30分、質疑応答が約30分、質問時間延長が全くない説明会であり、1回では十分な理解が得られず、翌日(8日)の空いていそうな時間帯に会場にいきました。30人まで可能な会場内には5人しか参加しておらず、座席のディスタンスは充分保たれ、参加希望住民2名の受け入れによって感染拡大の懸念が増すような状況ではありませんでした。参加したくて感染対策もして足を運んだのですが、入口で20分も押し問答をして入場をお願いしましたが頑なに拒否されました。
理由として「1人1回」ルール順守を主張されましたが、お知らせ用紙や電話応対の解釈の仕方では、それがルールとはわからず、周知は不十分でした。」

そもそも「工事を進める」と「住民に説明をする」はセットです。充分に理解・納得してもらうことが説明会の目的のはずです。今回の進め方は本来の目的にかなっておらず、形式的に拘ることを憂慮します。平成18年に纏められた「対応の方針」においても「住民の意見を聴きながら住民のために丁寧に十分周知を行う」ことが繰り返し記載されています。

コロナ禍を理由に住民不在のルールを恣意的に作り、押し付けるような進め方に抗議するとともに、今後改めていただきたく、下記について要請いたします。
なお、ご回答を文書で9月11日までにください。

                

<要請事項>
1.8月7日・8日に開催された説明会について、定員に達してないにもかかわらず、再度の参加を拒絶したことについての見解を明らかにすること

2. 8月7日・8日に開催された説明会については、住民が理解できるような運営・内容の説明会を再度開催すること

3.8月7日・8日に開催された計5回の説明会について、以下の情報を提供すること
@各回毎の参加者数
A音声による説明を文章化したもの
B各回の質疑内容
 C議事録ないしは報告書

4.工事遂行と説明会はセットであり、感染症を理由に杓子定規に住民を排除することなく、「対応の方針」で示された指針に則り、住民の為に行うことを常に最優先した説明会を開催すること

5. コロナ感染症対策として、新しい様式の説明会を追求すること
具体的には、説明会の説明資料、音声資料・議事録・Q&Aの説明会詳細情報をHPにて公開すること。
またネット環境に無い者に対する配慮を行うこと(対面・紙面等、多様性ある公開方法等)

6. 説明会やオープンハウスの開催時期が、高齢者・子ども連れ等ハンディキャップがある者は参加しづらい真冬か真夏であること多いので(真夏は熱中症、真冬は風邪のリスク)、原則春秋の開催を検討すること
                       
以上

連絡先:省略


*****[お知らせ]*****
東京外環道の真実を伝える本を広めてください!
 「住宅の真下に巨大トンネルはいらない〜ドキュメント東京外環道の真実〜」
  丸山重威著 東京外環道訴訟を支える会編 本体1600円
  推薦:浜 矩子(同志社大学教授) あけび書房

東京外環道訴訟を支える会のブログはこちらから

posted by 外環ネット at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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