2025年08月22日

「閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する再度の要請」を外環ネットが外環事業者に手交

外環ネットは、8月21日に杉並区立井荻中学校体育館で開催された外環オープンハウスの意見交換の場において、外環3事業者宛((写)を東京都と沿線区市の首長宛)の8月21日付の「閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する再度の要請」を東京外環国道事務所計画課長に手交し、8項目の改善を求めました。
なお、「閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する要請」を昨年5月23日に手交していますが、目立った改善が図られていません。

 以下は、その要請書です。
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2025年8月21日

国土交通大臣 中野洋昌 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 由木文彦 様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長CEO 綱田 正 様
(写)東京都知事 小池百合子 様
(写)世田谷区長 保坂展人 様
(写)調布市長  長友貴樹 様 
(写)三鷹市長  河村 孝 様
(写)武蔵野市長 小美濃安弘 様
(写)杉並区長  岸本聡子 様
(写)練馬区長  前川耀男 様
外環ネット


閉ざされたオープンハウスの運営の改善に関する再度の要請


 2025年8月18日〜9月13日にかけて、沿線各地でオープンハウス、説明会、現場視察会が開催されている。これまで、オープンハウスに関して、何度か要請を繰り返しているが、現状でも改善できていない事項が多くある。

 オープンハウスの実施時間が2時間と短時間であること、その中で行われる意見交換の場は、1時間とさらに短く、更に事前予約制となっていること。

 相変わらず、調布陥没地域では補修工事に関わりのある住民だけの意見交換の場が設けられている。それ以外の調布市民、沿線の住民(事業関係者による盗撮、盗聴、尾行の対象者を含む)は意見交換の場を傍聴できないだけでなく、オープンハウスにすら参加できない状態である。

 各会場でのマスコミの取材、撮影は禁じられている。陥没地域では、マスコミ限定の時間帯が設定されることがあるが、住民とマスコミは分離され、接触できない。

 これらは、これまでも改善を求めてきた点であるが、いまだに改善されていない。

 今回、特に以下の点に触れておきたい。

シールドマシンが到達直前にある杉並区で工事説明会が開催予定であるが、オープンハウスと同一会場、同一時間での開催であること、意見交換の場がないこと、対象地域の町会の夏祭りと日程が重なり、2回開催の効果が半減していることである。

地元住民、杉並区議有志は、工事開始前に住民の不安、疑問を払しょくするため、オープンハウスとは別に十分な質疑の場所、時間、内容を求めていた。

それが極めて中途半端な形で実施されることに対し、強く抗議する。

なお、中央JCT南側ランプトンネル工事の事業用地外の掘進説明会(8月24,25日)は、沿線全体の説明会(9月12,13日)と完全に分けられた日時に設定されていることを付記しておく。

外環道工事は、公共事業である。
国民の知る権利を保障したうえで行われるのが筋である。


今回のオープンハウス開催告知がどの範囲に届いているのか不明であるが、事業者は積極的に告知し、より多くの関係住民の来場を得て、十分な説明と討議を行う場とすべきである。

特に、外環の場合、調布での陥没・空洞の発生、補修工事があり、その間、騒音・振動・低周波音・化学物質被害が起きている。大泉でのシールドマシン損傷及びスクリューコンベアの損傷が、東名ではテールシール損傷があった。

中央JCT南工事では、仙川での工事用添加材や気泡の漏出の可能性ありと事前に公表し、環境汚染が当然視されている。

これらの問題は、外環沿線全体に、また、リニア中央新幹線等の工事に共通するものであり、沿線住民の心配は増えるばかりである。

それだけに、事業者には、真摯に情報の公開と説明責任を果たすことが求められる。

特に、調布の陥没事故とその後始末の状況は同様の被害をこれから被る可能性のある沿線住民に周知し、その叡智に耳を傾けるべきである。

この重要な場の運営について、下記8項目を実施するよう、強く要請する。

今後のオープンハウス開催に当たり、

@ 開催告知は14日前までに、HP上及び沿線端から左右100m以上の範囲への戸別チラシ配布を定例化すること。

A 開催時間を6時間(3時間×2日も含む)とし、その内意見交換の場に3時間を当てること

B 調布市でのオープンハウスでは、対象者を絞らず、誰でも入れるようにすること

C 調布市での意見交換の場では、陥没住民に対象者を絞らず、家屋解体移転者、鹿島JV監視・盗撮対象者、沿線区市の誰でも入れるようにすること

D 報道関係者の取材を受け入れること

E 意見交換の場や現場視察会は、空席があれば複数回参加を認めること

F 意見交換の場、工事説明会での質疑内容を議事録にまとめ、公開すること

G 町会の主要行事との重複開催に鑑み、杉並区民に対する工事説明会の日程を追加設定し、より多くの区民が参加できる環境を整えること


以上

連絡先:外環ネット e-mail: info-gaikannet@gaikan.net

 

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posted by 外環ネット at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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