2021年03月04日

東京外環道の調布陥没・空洞調査報告(2021.2.12)と住民説明会(2021.2.14-15)についての声明

 外環ネット、東京外環道訴訟原告団・弁護団、他12団体は2月19日、「東京外環道の調布陥没・空洞調査報告(2021.2.12)と住民説明会(2021.2.14-15)についての声明」(別紙を含む)を公表し、「住宅街陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます」署名の第1次提出行動において、赤羽一嘉国土交通大臣宛5,372筆、小池百合子東京都知事宛5,344筆の署名とあわせて、本声明を国土交通大臣および東京都知事に届けました。なお、NEXCO東日本社長及びNEXCO中日本社長宛に別途送付しました。
20210219_DaizinSeimei.JPG
声明を読み上げて国土交通省道路局高速道路課担当者に手渡す

 以下は声明文です。
 なお、(別紙)「事業者の姿勢と有識者委員会報告について私たちの見解」は別途掲載します。
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2021年2月19日


東京外環道の調布陥没・空洞調査報告(2021.2.12)と住民説明会(2021.2.14-15)についての声明


外環ネット
東京外環道訴訟原告団・弁護団他12団体


陥没・空洞事故は特殊地盤だから起きたもので、予測は不可能だった。今後は過剰な土砂取り 込みが起きないよう、再発防止を図る―。調布住宅地の陥没・空洞について、国交省、NEXCO東日本・中日本の事業者側による調査報告と、それに伴う記者会見、住民説明会について、私たちはその欺瞞性と無責任、不誠実な姿勢に、満身の怒りを込めて抗議します。

 今回の事態で、事業者側が求められていることは、私たちが何度も明らかにしてきたように、 既にこの事業と大深度法の論理は完全に崩壊していることを認め、直ちに私たちの主張を受け入れ、裁判での誤った抗弁をやめるとともに、東京外環道事業を中止し、憲法違反の大深度法を廃 止することです。もう、無理なのです。これ以上の被害と混乱を引き起こさないため、大局に立って、早急に事業の中止と大深度法廃止を打ち出すべきです。

事業者は2月12日、あたかも中立公正であるかのように装った、お手盛りの第6回「有識者委員会を開催し、調査結果等を発表しました。別紙の「事業者の姿勢と有識者委員会報告について私たちの見解」に明らかなように、大量の資料で、本当の問題点を隠しながら、この地域は特 殊な地盤で、陥没も空洞も予測できなかったとし、これを前提に自己の工事の過失を認めず、責 任の所在も曖昧にし続けています。

その結果、14,15日に行われた住民説明会では、「何となく掘ってしまった…」と発言した小泉淳委員長の言葉(12日)についての説明はおろか、「施工ミス」「過失責任」を認めるか、といった基本的な質問には答えず、「特殊な地盤というならなぜそれを調べなかったのか」という質問にも、「騒音、振動の被害の訴えがあったのに、なぜそれを放置したか」「地盤の緩みについては予測できたはずではないか」などといった質問にも、まともに答えようとしませんでした。

事業者が「加害者」であることは明白です。様々な「違反」や「瑕疵」があることが明らかなの に、誠意ある「謝罪」も「お詫び」の言葉もないまま、説明会を終わらせました。こうした責任回避に終始する姿勢は許されません。

事業者側は、このような事態を起こしながら、その被害地域を狭く限定し、被害住民はもちろんメディアも世論をも欺いて問題を「解決」するかのようにみせかけています。大泉・中央 JCTなど他地域でのシールドマシン掘進再開をもくろんでいます。

現地では事故後、事業者は住宅地の狭い道にダンプカーやミキサー車を持ち込み、作業員を常駐させ、見回りさせながら、「応急措置」と「調査」を行いました。しかし、そこでは、「なぜ、 ここで、何の調査をしているのか」「どんなデータが出ているのか」「何がわかったのか」「それでどうするのか」、といった住民の質問には全くといっていいほど答えてきませんでした。

ところが、今回の報告で明らかになったのは、「調査」は、陥没・空洞など目立った物理的被害があるところに限って行われ、住民の健康や生活にとって深刻で広範囲にわたる騒音、振動など については、その被害通報件数も内容も公表せず(一方、外環被害住民連絡会・調布の調査によると100軒を超える体感的被害)、その原因究明に全く触れず、さらに、施工ミスや住民の安全管理の欠如がなぜ起きたのかの原因究明にも触れず、恣意的で杜撰なものです。振動や騒音の苦情や抗議や悲鳴を「問い合わせ」と片付けてきた姿勢は、とても「住民に寄り添った」ものとはいえません。

さらに、沿線周辺の多くの住民が不安に思った「既に通った私の家の下には、空洞はないのか、 今後陥没は起きないのか」「これからトンネルが進む先の調査はどう行われるのか」―という疑問に明確な答えはありません。

報告の翌13日、福島県沖を震源とするM7.3の地震は、この地域にも震度4の揺れを起こしました。「埋め戻した空洞や緩んだ地盤に問題は起きていないか」「造られたトンネルに影響はないのか」―事業者はこれらを直ちに、詳細に調べ、沿線住民に報告すべきです。

住民に配布した「補償の方針」では、�@建物等の損害は「原則として」「原状回復」�A家賃減収相当額、不動産売却損、疾病等による治療費など―を「補償する」とし、「専門チームを設置し、 個別にお伺いし対応」するという姿勢を崩していません。公にはその基準を示さず、「査定は事業者がする」という姿勢で、被害者の会との団体交渉にも応じていません。加害者にあるまじき態度と言わざるを得ません。

もともとこの工事は、大深度法に基づき「地上には影響がない」「通常使われない大深度地下」 に限って、地上の住民には一切断りがなく行われている工事です。今回の事態は明らかに大深度法違反です。加えて、2本のトンネル間の離隔距離が狭く、国の技術指針違反です。また、20 0メートルごとに行うべきボーリング調査をやっていないことも問題です。このようにすべてを点検し直さないと前に進めない事業です。

国民がコロナ禍で苦しんでいる今、巨額の税金を使い一部の利益のため、既に不必要になったとしか思えない事業を、住民のいのちと暮らし、基本的人権をないがしろにして、推し進める必要がどこにあるのでしょうか。今こそ公共事業のあり方を総点検し、思い切った政策転換を図るべきです。

私たちはこの事業者の「頑なな事業推進の姿勢」にあくまで反対し、事業の中止、大深度法の 廃止を改めて求めます。

・外環ネット
・東京外環道訴訟原告団・弁護団
賛同団体(順不同)
・とめよう「外環の2」ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会
・外環道検討委員会・杉並
・外環を考える武蔵野市民の会
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・外環道路予定地・住民の会
・調布・外環沿線住民の会
・野川べりの会
・外環道検討委員会
・外環いらない!世田谷の会
・東名JCT 近隣住民の会
・東京外環道訴訟を支える会

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2021年02月22日

「住宅街陥没!外環道事業・工事中止を求める」署名(計10716筆)と声明を国土交通大臣及び東京都知事に提出しました

 2020年10月18日に東京外環道工事の真上にあたる調布市東つつじヶ丘の住宅街で発生した巨大陥没事故を受けて、昨年11月から「住宅街陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます」署名活動を行い、同日までに合計 10,716筆を集約しました。
 そして、2021年2月19日、その署名の第1次提出行動を以下のとおり行いました。
20210219_ShomeiDaizin5372Hole.JPG
国土交通大臣宛5,372筆、東京都知事宛5,344筆
20210219_ShomeiTochizi5344.JPG

●10時・・・ 赤羽一嘉国土交通大臣宛 5,372筆
20210219_ShomeiDaizinHandover.JPG
国土交通省道路局高速道路課 星野係長に
外環事業・工事中止署名5,372筆
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●13時15分・ 小池百合子東京都知事宛 5,344筆
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東京都 武市敬副知事に
5,344筆の外環事業・工事中止署名を

●15時   国土交通記者会にて記者会見
20210219_Pressrelease2.JPG
20210219_SyomeiPress.jpg
報道発表資料(クリックすると拡大)
20210219_Pressrelease1.JPG

● また、同日外環ネット、東京外環道訴訟原告団・弁護団他12団体(計14団体)は、2月12日に開催された第6回 東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会において確認された調査報告及び2月14日、15日に開催された被害地域の住民説明会についての「声明」を公表し、上記署名とあわせて国土交通大臣および東京都知事に届けました。
20210219_DaizinSeimei.JPG
声明文を読み上げて手渡す

「東京外環道の調布陥没・空洞調査報告(2021.2.12)と住民説明会(2021.2.14-15)についての声明」
(声明の別紙)「事業者の姿勢と有識者委員会報告について私たちの見解」

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2021年02月21日

朝日新聞2021年2月4日夕刊1面トップ記事についての見解

 外環ネットと東京外環道訴訟原告団・弁護団は連名で、2021年2月9日、「朝日新聞2021年2月4日夕刊1面トップ記事についての見解」をまとめ、朝日新聞社社会部宛に郵送するとともに、公表しました。

(参考1)2021.2.4 朝日新聞夕刊1面トップ記事
「地下40�bの工事安全か 住宅街で道路陥没『想定外』 大深度リニアにも適用」
(参考2)2021.2.18 朝日新聞(社説)「地下工事で穴 過信を排し安全確保を」

 以下は、私たちの見解です。
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2021年2月9日

朝日新聞2021年2月4日夕刊1面トップ記事についての見解
外環ネット
 東京外環道訴訟原告団・弁護団


 朝日新聞は2月4日夕刊1面トップで、「地下40�bの工事安全か 住宅街で道路陥没『想定外』 大深度リニアにも適用」との見出しで、調布市で起きた東京外環道トンネル直上の陥没、空洞発見問題について、リードのほか、本文134行、写真2枚、図表2枚豆解説つきの長大な記事を掲載しました。

 この問題に取り組んできた私たちは、この事故が大きく取り上げられ、広く議論の的となることを期待するものですが、この記事は、事実関係での明らかな誤りを含め、結局、国交省、東京都、NEXCO2社による事業者側の主張を紹介することに終始した一方的な記事といわざるを得ません。以下、事実に基づいて指摘し、朝日新聞が公正な立場で、読者・住民の側に立って、取材、報道されるよう求めるものです。

1:「想定外」であるわけがない

 私たちが第一に指摘しなければならないのは、記事は「住宅街で道路陥没『想定外』」の見出しにあるとおり、陥没事故が「想定外」だったとする「地盤工学の専門家」の発言をベースに展開されている、ということです。

 私たちは、既に裁判の最初から、というより、2014年に東京外環道事業の大深度地下使用認可に対して異議を申し立てた当初から、他の工事の事例などを含めて、こうした事態が起こる危険性を指摘し続けてきました。最も直近の事例は、2020年6月の相鉄・東急直通線の新横浜トンネル工事直上の道路陥没で、類似の地層です。しかし、事業者側はこうした問題提起を一顧だにせず工事を強行し続け、この事態が起きたのです。

 朝日新聞はその事実を十分知っていたにも拘わらず、それを無視し、「ある地盤工学の専門家」なる者に、「想定外だった」と語らせ、「驚いた」と報じています。私たちに言わせれば、その専門家は、余りにも事実を知らなさすぎますし、まさか談話が「ねつ造」だとは考えたくはありませんが、この問題は、それが記事のベースになっているだけに看過できません。「ある地盤工学の専門家」なる方はどなたでしょうか。

 事故が「想定外」だったかどうかは、陥没について事業者の過失責任の程度の判定に関わる重大な問題です。

 今回の陥没は、一般の道路陥没とは異なり、私たちが生活している住宅の真下で、しかも当事者に告知されないまま工事が行われた結果、突然起きたものであり、侵さざるものとして認められた財産権、自己に関わる情報を知る権利、健康で文化的な生活を保障した生存権、人格権をも侵す基本的人権の重大な侵害事件であり、工事の目的である「公共の福祉」に寄与するどころか、公共事業に対する国民の信頼を根本から破壊するものです。

 この記事はリードに「安全か」と書きながら、その「危険性」と「問題性」について、あまりにも通り一遍になっていないでしょうか。「安全」を強調する事業者の主張に対峙する「被害の実態」や「制度的な問題点」について、バランスを欠いているように思います。

2:地盤は「緩かった」のか、「緩くされた」のか?
   
さらに、記事は「NEXCO東日本関東支社によると、周辺の地盤が緩いことは把握していたものの、有識者委の調査で、その程度が想定以上だったと判明した」としていますが、これは、有識者委員会の報告を意識的に歪め、その責任を免れようとする事業者の宣伝に乗った認識だと考えざるをえません。

 今回の陥没のあと、事業者は陥没の周辺で慌ててボーリング調査を実施し、その過程で3つの空洞が発見されましたが、問題は、陥没以前のボーリング調査では、「緩い」地盤ではなかった事実です。

 この地域のボーリングは、約1100mの間に1本だけ、両端を含めて3本のボーリング調査が行われていたのですが、そのボーリングによると地盤は上総層群・東久留米層の砂層、一部礫層で、地盤の硬さや締まりの程度を評価する「N値」は50以上のしっかり固まった地層でした。そもそもN値50以上のしっかりした地盤でなかったとしたら、なぜそんな場所にトンネルを掘ることになったのでしょうか。

 この「しっかりした地盤」が、地下の工事によって、「ゆるゆるの地盤」にされてしまったということは、有識者委員会の調査でも明らかにされていることです。事実は「緩かった地盤」を掘削したために陥没が起きたのではなく、しっかりした地盤を掘削していたマシンが「工事の失敗」で、砂・礫を取り込みすぎて空隙が生じ、砂層の圧力が抜けて地表付近にまで地盤の緩みが生じ、陥没、空洞を生じさせたことが、事故後の調査で推測される状況になったのです。

記事はこの事実について、事業者側の意図的に前後を逆さにした説明を鵜呑みにしています。陥没があった地域については、一部で「もともと住宅地など作るべき場所ではなかった」との誤った報道がなされていましたが、陥没・空洞が起こった場所は「地盤の緩い」入間川の沖積地などではなく、かつて畑や牧草地だった台地の緩やかな傾斜地です。事業者は、あえてこれを曖昧にして、今回まだ掘削が行われていない北行コースの入間川沖積地と混同させているのです。

 しかもそれは、地表下5〜6�bまでのことで、工事によって地下47�bまでの地盤を緩めてしまったことについては、まったく触れていません。
また、記事のまとめでは、2人の地盤工学者が「工事関係者らの間で『大深度地下は安全』と過大に解釈されているところがある」と指摘しながら、結果的には、しっかり調査し、対策すれば工事を進められると結論しています。

しかし、地域の住民が、現在もゆるゆるにされた地盤の上で不安の中に生活していることにはまったく触れていません。もし、このような地盤の状態で大きな地震に襲われた時にどうなるのか、に想像が及ばないのでしょうか。

3:大深度地下法はメリットだけなのか? デメリットを書かない記事は一方的である

 私たちは、今回の記事が、陥没や被害を告発する記事でも、事業者側の発表や記者会見を伝える記事でもなく、夕刊1面を全面的に使って、いわば総括的に問題を伝えようとした記事だけに、多くの読者の認識を誤らせる危険を感じ、朝日新聞に改めて、問題を指摘しその報道姿勢をただしたいと考えました。

 記事は主見出しが「地下40�bの工事安全か」とされているとおり、今回の陥没、空洞発見を機会に、大深度地下法について解説し、その問題点を指摘しようとした記事だと考えられます。ところが、記事では、「同法が適用されれば、首都圏、近畿圏、中部圏の3大都市圏で用地買収や住民に対する事前の補償が不要となり、直線に近いルートでのトンネル建設が可能になるなどのメリットがある」と書き、外環道のほかリニア新幹線、神戸市の送水管整備、大阪府の寝屋川北部地下河川の事業が認可されている、と報じ、「国交省のウェブサイトには、神戸市の事業で大深度地下の活用により工期を短縮でき、工事費も縮減できたとの記載がある」と紹介しています。

 しかし、残念なことに、この記事の中、あるいは併載された豆解説「大深度地下使用法」の中に、この法律の「デメリット」は一切書かれていません。それどころか、直線化できることがメリットとされているのに、外環道事業では高架計画をそのまま地下に降ろしたため、この地域では直線になっていないことを知っているのでしょうか。

 「1」でも指摘したように、大深度地下法とそれに基づく工事の結果、この事故が発生したことは、この法律と制度自体が大きな問題をはらんでいることを明らかにしました。問題になっているのは、その制度そのものであり、運用そのものであることをなぜ指摘できないのでしょうか。

 私たちは、大深度地下法については憲法違反(29条財産権ほか)の法律だと主張し、外環道事業については、大深度地下使用認可は無効であり、都市計画事業の承認、認可は違法であるとして2017年12月に東京地裁に訴え、署名運動も進めてきています。しかし、記事はこのことにはほとんど触れていません。記事で「メリット」と書かれているのは、事業者にとってはメリットでしょうが、そのまま住民にとってはデメリットです。記事は、そのことを無視し、前述の通り本来の「争点」である住民にとっての財産権、生存権、幸福追求権、知る権利などの基本的人権の侵害については全く触れられていません。

 豆解説についても、この記事が問題の全体像を書こうとしたものであれば、現段階での法律の問題点を指摘すべきです。「通常使われない」とか「地表に影響を与えない」といった大深度地下法の前提が「虚構」であったことが明らかになったことを指摘すべきです。

4:事業期間延伸訴訟は陥没の話で始まったのではない

 記事では、陥没の被害にふれたあとで「近隣住民らは昨年12月25日、今年3月までのトンネル工事期間の延長を認めないよう国と都に求め、東京地裁に提訴した」とし、あたかもこの提訴が陥没に端を発した話であるかのような印象を与えています。

 しかし、この点も正確ではありません。外環道の都市計画事業としての国の承認及び東京都の認可は、当初から「施行期間」を2021年3月31日までと定めて行われていたことから、そのままでは同日をもって自動的に工事はできなくなります。そこで、事業者は、近日中に事業施行期間の延伸の承認・認可を申請してくると予想されます。そこで、私たち2017年12月18日に東京地裁に提訴した東京外環道大深度地下使用認可無効確認等請求事件(以下「東京外環道訴訟」)の原告は、国と東京都に対し、上記施行期間の終了をもって本件事業を終了するよう、そのような施行期間延伸の承認・認可の差止訴訟を提起した次第です。これにより裁判所は、次の第10回口頭弁論(3月2日)では、従前の訴訟との併合手続を行い、これまで行ってきた双方の主張と証拠がそのまま引き継がれて審理が続けられることになります。

 これについては、昨年12月25日東京地裁の司法記者クラブにおける記者会見でも解説しており、私たちとしては正確な形で報道していただきたい問題です。

 総じて、この記事は、私たちが3年余にわたって取り組み、司法記者クラブ等の記者会見などでそのことをお伝えしている訴訟について、きちんと触れられていません。こうした特集的記事を書かれる場合には、裁判の争点(事業の公共性、必要性、事業費、施行期間、環境影響評価、説明責任等)を抜きに論じられることではないように思います。

5:被害者と被害の実態についての報道が乏しい

 言うまでもなく、今回の陥没は、当初は「因果関係があるかどうかわからない」と言っていた事業者が、昨年12月18日の中間報告公表時に「何らかの影響があったと認めざるを得ない」というところまで、事実関係が明らかになった事件です。

 朝日新聞は事故後、むさしの版などの地方版では被害の実態や事業者の住民説明会などについて丁寧に取材しています。

 しかし、そうした積み重ねがあるにもかかわらず、この記事では、「工事」についての報道に終始し、その被害の持つ深刻さや被害を引き起こした事業者の倫理観や能力の欠如、そしてその背後にある大深度地下法の違憲性について触れようとしていません。

 考えてみてください。朝日新聞は、なぜ、こうした記事を書かなければならなかったのでしょうか。それは、まさに陥没事故が起きてしまったからであり、これによって住民の生活基盤が破壊され、振動・騒音、住宅破損、そしてPTSD・低周波音症候群などの健康被害が発生し、それが問題になっているからではないでしょうか。

住民の健康被害についても、事業者が何らかの対応をすべきですが、これについては原因究明の検討さえも行われていません。トンネルの上に住む住民を実験台にし、その基本的人権を侵害していることについて事業者には反省がありません。

 朝日新聞は工事のメリットを強調する事業者に対して、被害の実態を突きつけ、「これをどうするんだ?」と問いかけてこそ、読者の側にたつジャーナリズムではないでしょうか。
地方版で、その実態が伝えられているだけに、この特集記事でそれがほとんどなかったのは、あまりに一方的ではないか、と考えます。

6:リニア問題への言及はこれでよかったのか

記事は、「リニア新幹線でも同様の手法の工事が進められる予定だ。今回のような事故が起こりうるのか」とリードで書いて問題提起をしています。しかし、問題を掘り下げることなく、「少しでも懸念があればしっかり対策を講ずるべきだ」(稲積教授)とか、「十分にモニタリングしながら工事を進めるしかない」(風間教授)とか、「必要な対策をきちんと講じ、…住民に丁寧に説明したうえで、周囲の環境への影響がないことを確認しながら工事を進めていく」(JR東海)といった話で終わらせています。

しかし、私たちは、これまで耳にタコができるほど聞かされて来ました。その結果が今回の陥没事故です。リニア新幹線大深度直上の住民はこうした説明すらほとんど受けていないと聞いています。

今回の事故が起きて、リニア新幹線問題に取り組んでいる住民たちは、以前からの私たちの運動との交流に加え、多くの場所で反対の姿勢を一層固めています。

ところが記事は、「リニアでは、品川―名古屋間の286�`のうち都市部の約50�`が大深度地下工事の区間で、21年度に最深106�bのトンネル工事を開始する予定」とし、国会での「適切に施工が行われれば、大深度地下で地盤沈下は生じない」とする事業者側の主張だけをとりあげており、これも一方的と言わざるをえません。

リニア新幹線は、当初から環境破壊、工事発生土、ウラン、水涸れ、電磁波の問題などが言われているほか、ルートには、日本を代表する糸魚川・静岡構造線や中央構造線をはじめ、多くの断層帯を横切るなどの問題があります。そのうえ、都市部では住宅の下を通るため、外環道と全く同様の問題が出されています。既に訴訟で争われているこうした問題について、記事は不思議なことに全く触れていません。

ご承知のように、東京外環道建設は、陥没事故以後、掘削のシールドマシンは、現在停止しています。しかし、マシン停止後も、周辺の小さな騒音、微振動があり、これは完成したトンネル内の作業の影響ではないかと確認や調査が求められている状況です。しかも調布市をはじめ、沿線各市区は「原因究明、再発防止策が図られるまで、シールドマシン工事を停止すること」を求めています。いま、外環道とリニア新幹線を同一に論じることはできないにしても、外環道で起きた問題をこのままに、リニア新幹線建設を進めていくことを認めていっていいのでしょうか。その意味で、リニア新幹線工事の推進を求めるかのような紙面作りには違和感を禁じ得ません。
 
7:朝日新聞の積極的なジャーナリズム活動を求めます

東京外環道問題は、1966年の都市計画決定以来、半世紀を超える論争的問題です。大深度地下法が登場して、以前の高架による計画は安易にそのまま地下に変更されました。さらに、社会経済の状況も大きく変化し、今必要なのは、計画そのものを見直すことです。ですから、この事故の報道に求められているのは、事故の実態から問題の本質に迫り、そうした議論を実りあるものにすることです。

 そして、「今回のような事故が起こりうる」とすれば、「それを止めるためにどうするか」は、ジャーナリズムが提起すべきことではないでしょうか。

 それは、事業者の言葉の真偽を判断することなく受け売りで記事にするのでなく、今回の陥没、空洞発見の持つ意味、認識から始まり、国策公共事業の本質や事業者の体質まで掘り下げないと、同様の事故の再発のお先棒を担ぐことにしかならないのではないでしょうか?

 改めて朝日新聞の真摯な報道と積極的な問題提起を期待します。
以上
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2021年02月02日

イベント情報(2021年2月〜3月)

外環関係その他のさまざまな動きの直近のお知らせです。

▲ 次のイベント情報(2021.4月〜)はこちら

*****2021年3月のイベント情報*****

●3月31日(水)外環道都市計画事業期間延伸承認・認可
2031年3月31日まで10年延伸。
◎令和3年3月31日官報(本紙 第463号)page9of32
国土交通省告示第272号
◎東京都公報増刊第42の2号  2021.3.31
東京都告示第436号の2

●3月30日(火)参議院法務委員会 山添拓議員質問
土地所有権は大深度地下に及ぶ
  陥没事故の原因と対策
  地盤補修、仮移転
  大深度法の前提「地上に影響は及ばない」?
地上に被害は所有権侵害
  ◎ https://www.youtube.com/watch?v=aIWhWxsnPT8
 
●3月20日(土)15時〜17時 オンライン講演会
 地面の陥没と「大深度地下法」
 講師 武内更一弁護士(虎ノ門合同法律事務所)
 主催:市民による外環道路問題連絡会・三鷹

 お問い合わせ TEL:090-1214-8044(小笠原)
 申込締切:3月16日(火)
 申込先 https://forms.gle/huzxX5pX1b1rKY546
 詳細はこちら(PDF)

●3月19日(金)有識者委員会第7回 陥没事故報告書
 16時 記者ブリーフィング


●3月19日(金)13時30分 東京地裁103号法廷 
 青梅街道インター事業認可取消訴訟第26回口頭弁論

 (*)施行期間延伸差止訴訟第1回口頭弁論も同じ期日

●3月16日(火)11時 東京地裁 
 東京外環道シールドトンネル工事差止仮処分第6回審尋


●3月2日(火)東京外環道訴訟第10回口頭弁論
15時開廷(*1)〜 東京地裁103号法廷

(*1)施行期間延伸差止訴訟第1回口頭弁論も同じ期日
 14:40 傍聴券抽選(三密対策で傍聴席約50席)
 (14:20〜構内建物入口外にて抽選券配布)
*弁論終了後、16:30〜報告集会
(衆議院第1議員会館地下大会議室)


*****2021年2月のイベント情報*****

● 2月19日(金)第1次署名提出行動提出行動
「住宅街陥没!外環道路事業・工事中止を求めます」署名 
(1)国交大臣宛署名提出行動(5372筆)
   10時〜 衆議院第1議員会館 第6会議室に移動 
(2)都知事宛署名提出行動(5344筆)
   13時15分〜30分 武市敬副知事 
(3)国土交通記者会にて記者会見
   15時〜


● 2月14日(日)〜15日(月)
      被害地域住民説明会


● 2月12日(金)第6回有識者委員会
      記者ブリーフィング


●2月4日(木)他 「地表面陥没事象における家屋補償等に関する相談窓口のご案内(2月)」
 
 ◆ 相談窓口
 ◇つつじケ丘児童館ホール(調布市西つつじヶ丘3-19-1)
  2月4日(木)   9:00〜12:00
  2月18日(木)  9:00〜12:00

 ◇金子地域福祉センター(調布市西つつじヶ丘4-43-3)
  2月8日(月)  14:00〜17:00
  2月20日(土) 18:00〜20:00
  2月24日(水) 18:00〜20:00
  2月27日(土)  9:00〜11:00

  対象者:陥没・空洞箇所周辺の居住者

 ◆ 専用フリーダイヤル
  NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所
  TEL:0800−170−6186(フリーダイヤル)
  受付時間:平日9:00〜17:30
  
   詳細は、ここをクリック(PDF)

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2021年01月26日

調布陥没事故「第3の空洞発見、東京外環事業中止を求める声明」を外環ネット他12団体が3事業者と東京都に送付

 2020年10月18日に調布陥没事故を起こしたシールド機の停止位置付近で2021年1月14日に第3の空洞を確認したとNEXCO東日本が発表しました。なお、1月22日空洞の充てん作業完了と発表。別紙:(陥没付近の地中空洞位置図)。

 このことを受けて、外環ネット他12団体は、1月25日付「第3の空洞発見にあたり、外環道事業の速やかな中止を求める声明」を国土交通大臣、東京都知事、NEXCO東日本代表取締役社長及びNEXCO中日本代表取締役社長あてに送付しました。

声明文と同声明の中で引用している別紙1、別紙2の(PDF)は以下をクリック。
〇第3空洞にあたっての声明(2021年1月25日)
〇別紙1:12月18日の中間報告に対する声明(2020年12月25日)
〇別紙2:中間報告への疑問点(2021年1月25日改版)

以下は声明文です。
-----------------------------------

2021年1月25日

第3の空洞発見にあたり、外環道路事業の速やかな中止を求める声明

外環ネット他12団体

2021年1月14日、調布市東つつじヶ丘の南行シールド機停止位置付近でのボーリング調査�Hにおいて新たな空洞が発見されたとNEXCO東日本が公表しました。
 地下16mに長さ10m、幅約4m、深さ約4mの巨大なものです。3事業者(国、NEXCO東日本及びNEXCO中日本)によって進められている東京外環道事業において、昨年10月18日の巨大陥没事故以降、11月3日、21日の巨大空洞の確認に続き4箇所目の深刻な地盤異常の確認です。

しかし、被害範囲の広がりや深刻さの全貌はまだ見えていません。
 地盤沈下は今現在も進行し、家屋被害等も拡大しています。地盤の緩みはトンネル上部から地表面に向かって徐々に進んでいると思われます。
 地盤の中ほどまで緩みが確認されたボーリング調査�C地点の近くでは、10月18日以降も住宅の塀の亀裂の拡大、ガス漏れ事故発生などの異変が相次いでいます。
 東側の地域でも地盤沈下による家屋の亀裂が進行しているとの報告があります。ルート上の南側の地域(12月9日のガス漏れ地点付近でボーリング調査�I〜�Mが行われている)でも地盤の緩みが懸念されます。まず、地盤の修復が急務です。

 また、広い範囲に振動等の被害があり、住民の健康被害(PTSD・低周波音症候群など)が今も続いています。
掘削工事は停止しているが、現在も進められているトンネル内部構築工事や稼働している機器に関する情報を事業者は開示せず、因果関係の調査に積極的ではありません。

 2020年12月25日外環沿線7区市の住民団体とそのネットワークである外環ネットは、12月18日に公表された、外環工事が陥没・空洞の一因であるとの中間報告にあたって、工事の中止・事業の見直し、大深度法の廃止、破壊された地盤の復旧を含む既に発生している被害と今後も出てくる被害の完全な賠償・補償を求めて、「東京外環・調布陥没事故中間報告に対する抗議声明」(別紙1)を出しました。

 また、同日あわせて「東京外環有識者委員会 調布陥没中間報告への疑問点」(別紙2)を出し、次のことを指摘しました。
事業者は、今回の陥没・空洞の原因を「特殊な地盤」と説明し、事前ボーリング調査の不十分さの反省がない。雑な施工・管理不足・データ不足で、「地上に影響を与えない」ことが確認されないまま施工している。大深度法、立体都市計画によって使用できる範囲を逸脱している。住民無視の対応、工事再開を急ぐ姿勢等が問題であること、です。

 沿線住民にとって最大のリスクは、地表面の住民を実験台にして、「掘ってみなければわからない」リスクのある工事を進めてきた事業者の工事優先、住民軽視の体質そのものにあると言わざるを得ません。

 トンネル工事の地表への影響・被害を懸念する住民に対し、事業者は、「地表への影響はない」、「シールド工事は安全」との「虚偽」説明を繰り返し
、地権者らに、その敷地のどこをどの深さでトンネルが通るかの説明もせず、工事を進めた結果が今回の陥没事故です。

 昨年8月から振動・騒音・低周波音に対する苦情が増加しても、9月中頃に地表面に家屋等に損傷が発生しても住民の悲鳴や工事中止の訴えに耳を貸さず、工事を続行し続けました。

 既に存在する住宅地の地下に後からトンネルを掘ったにもかかわらず、「リスク・ゼロを求めるならトンネルの上に住んではいけない」(12月18日有識者委員長)との発言に唖然とするばかりです。

 2020年9月3日に開かれた国土交通省関東地方整備局事業評価監視委員会で審議された東京外かく環状道路(関越〜東名)の再評価において、次の付帯意見「�B事業進捗について、定期的に関係自治体と共有するなど引き続き事業の透明性を高めること、�C事業の必要性や現場で行われている事業の工夫などを社会一般に知ってもらえるよう、わかりやすい情報発信を行うこと」がつけられました。

 しかしながら、現在進められている原因究明調査の計画・経過・結果が住民に詳しく説明されないことや、報道陣を締め出し、ごく一部の地域住民に限定する、昨年11月及び本年1月の住民説明会にみられるように、「隠蔽体質」は陥没事故以降もほとんど改善されていません。

 今回の事故に至る経過を真摯に反省せず、第3者委員会による公正で徹底的な原因究明を行なわず、地表の住民の安全で安心な生活を保障する代わりに工事の実験台にし、3事業者(国、NEXCO東日本・中日本)の「集団の無責任」を決め込み、「隠蔽体質」を保持し、情報公開を徹底せず、事業の透明性を高めず、社会への説明責任を果たさず、第3者チェックの働かない、民主国家の公共事業からかけ離れた親方日の丸の事業体質のまま、工事を再開しても同様の事故を繰り返すだけであり、事業延伸などましてや許されません。

 私たちは改めて、国、東京都、NEXCO東日本、NEXCO中日本に対し外環道事業の速やかな中止を求めます。 
以上
 

申し入れ団体(順不同)
・外環ネット
・外環道検討委員会
・外環道路予定地・住民の会
・市民による外環道路問題連絡会・三鷹
・東京外環道訴訟を支える会
・野川べりの会
・東名JCT近隣住民の会
・外環道検討委員会・杉並
・外環を考える武蔵野市民の会
・調布・外環沿線住民の会
・とめよう「外環の2」ねりまの会
・元関町一丁目町会外環対策委員会
・外環いらない!世田谷の会

連絡先: 省略
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2021年01月14日

外環ネット講演会開催(1月6日)「トンネル技術者が見た事故原因と大深度安全神話の虚構」

外環ネットは、12月18日のNEXCO東日本の外環調布陥没事故についての中間報告を受けて、1月6日武蔵野市南町コミセンにおいて、大塚正幸氏(元トンネル技術者)をお招きして講演会を開催しました。

演題は「外環道トンネル工事で相次ぐ地表陥没と地下空洞―トンネル技術者が見た事故原因と大深度安全神話の虚構」。
 大塚氏によれば、「流砂」(地下水で浸潤された砂が湧水と一緒に流れ出す現象)は、一見固く締まった(今回の上総層のような)地山でも介在砂層の中で発生することがある。今回の事故で着目される上総層は、関東平野に広く厚く分布する基盤層で、決して『特殊な地層』ではない。そして、外環道路の陥没事故の原因を次のように推察する。
 「上総層の地盤は安定した地中では固く支持力があるが、空隙が生じて水で流されると緩みが進行する性質がある。砂礫層に遭遇してシールド掘進が難航する間に地山から大量の土砂を取り込み、切羽前・上部の緩みが進行した。不十分な地質調査のために、シールド機の設計が適切でなく、地山の性状に即した適切な施行管理も疎かであった。堆積層からなる都市の地下40mは、支持地盤の下にあるから安全深度であるという認識は改めなければならない。」
 また、大深度の特定範囲を深さだけで一義的に決める非科学性やN値だけで評価する誤りなど大深度法制の不備を指摘されました。

20210106_KanbotsuSeminar.JPG

 大塚氏に引き続き、早川芳夫氏(地理学専攻)が、中間報告のボーリング結果から、陥没・空洞周辺地域の地盤がどのように破壊されているかの分析を報告されました。
 「地層の緩みはトンネルに沿って、地表直下からトンネル直上まで広がっている可能性が大きい。少なくともBor. �D A 地点から、Bor. �C地点まで帯状に繫がっている。さらに、その南北方向への広がり、および東西方向の調査が必要。」と深さ方向の地盤の緩みの深刻さと、トンネルルート上(南北方向)と横(東西)方向への地盤緩み範囲の広がりの調査の必要性を指摘されました。

 コロナ禍にもかかわらず、参加者は約40名。質疑応答が活発に行われました。


 資料1「トンネル技術者が見た事故原因と大深度安全神話の虚構」ここ(PDF)
 資料2「地盤について(ボーリング結果の分析) 」ここ(PDF)
*資料は著作権があります。
 

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2021年01月04日

外環被害住民連絡会・調布が被害調査結果を公表

 2020年12月27日、外環被害住民連絡会・調布は、調布市教育会館における記者会見の席で、被害調査結果を公表しました。

集計結果によると
■ 被害軒数
● 構造物被害(家屋・外回り)= 58軒
*主な被害内容:室内(クロス)のヒビ 15件、ドア・床の傾き 19件、基礎部分の
亀裂 7件、塀・タイルの変状 17件、コンクリートのひび割れ 17件、段差の拡がり6件、
門扉の開閉不具合 5件 等

● 体感的被害(騒音・振動・低周波音等)= 102軒
*騒音・振動・低周波音等のうち、複数回答も「1」としてカウント。
*被害カテゴリー別:騒音 72件、振動 95件、低周波音 51件

資料1(集計結果)はここ(PDF)
資料2(シールドマシン停止位置)はここ(PDF)
資料3(被害者の声_自由記述)はここ(PDF)

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2020年12月30日

東京外環有識者委員会中間報告(12月18日)への疑問点

 12月18日NEXCO東日本は、調布陥没事故の中間報告を公表し、トンネル工事が陥没事故の原因であることを認めました、この中間報告には多くの疑問点があります。
 外環ネットは、地質や技術/施工管理等に詳しい方の協力を得て、この中間報告についての疑問点を取り急ぎ集約し、12月25日に東京地裁の司法記者会での記者会見において配布するとともに、国土交通省、NEXCO東日本に手渡し、検討のうえ回答を準備するように求めました。

 以下は、中間報告への疑問点です。
 疑問点の詳細:別紙1〜4は(全文(PDF)はここ)
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2020年12月25日

東京外環 有識者委員会 調布陥没 中間報告への疑問点

外環ネット

12月18日、東日本高速道路株式会社は、トンネル施工等検討委員会有識者委員会を開き、中間報告を発表した。
シールドトンネル工事が、調布市市街地における「陥没・空洞発生の要因の一つである可能性が高いと推定されることを確認した」としている。
議事概要では、「周辺住民からの問い合わせ等に対し適切に対応する」とされていることから、私たちは、この日の記者ブリーフィングや公表された委員会資料に対する疑問・問題点を提示し、回答を求める準備をしている。
本日は、整理するまでには至っていないが、集まった疑問点等をそのまま別紙1〜4に列挙する。
大きな問題として、以下の点を上げておきたい。

★1 陥没・空洞発生した被害地域を、「特殊な地盤条件」としている。
・東久留米層(His)を「固くしまった砂」の均一層と判断し、ボーリング調査が不十分だった反省がない。
・礫層(Hig)(4m)の直下に砂と礫の互層(5m)がある事は、ボーリング調査から判明しているにもかかわらず注意を怠っている。
・陥没地点は、かつて入間川の蛇行による氾濫原であるという誤った認識。ここは台地の緩やかな谷地形(沖積層は存在しない)。

★2 雑な施工・管理不足・データ不足で、「地上に影響を与えない」ことが考慮されないまま施工している。
・「スケールデメリット」、口径が巨大化しているにもかかわらず、今までの施工例から±10%の基準で排土量の管理をしており、誤差が大きすぎる事を考慮していない。
・正確な排土量の計測値がないとして、取り込み過ぎを明確に認めていない。
・苦情があった時点で、シールドマシンを止めて原因の調査をすべきところ、夜間工事の停止時間を延長すること等でやりすごそうとした。

★3 大深度法、立体都市計画によって使用できる範囲を逸脱している。
・砂層の崩壊によって、トンネル直上までN値が一桁台を含む地層の緩みが達している。
・陥没孔・空洞直下の礫層(Mg)の陥没により、大深度から地上までが地盤破壊されている。

★4 住民無視の対応、工事再開を急ぐ姿勢。
・限られた住民対象の説明会でマスコミの取材も認めない等、説明責任の放棄。
・住宅地の道路等を占拠した原因調査の説明が住民にほとんどされない。
・シールドマシン停止で1日あたり億円単位の損との発言。
・この地域以外の「特殊地盤」でないところでは動かしても良いとの発言。
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2020年12月29日

「東京外環・調布陥没事故中間報告に対する抗議声明」と疑問点文書を外環ネット他12団体が国交省とNEXCO東日本に手渡す

 12月18日NEXCO東日本は調布陥没事故の中間報告を公表し、陥没事故はトンネル工事が原因であると認め、謝罪しました。これを受けて、2020年12月25日外環ネット他12団体は、「東京外環・調布陥没事故中間報告に対する抗議声明」を発表し、同日国土交通省及びNEXCO東日本を訪問し、読み上げて手渡しました(東京都及びNEXCO中日本には郵送)。
 また、併せて「東京外環有識者委員会 中間報告への疑問点 」(今後このブログに掲載予定)を手渡しました。

(1) 12月25日(金)午後、東京外環道訴訟の延伸差止訴訟提訴の記者会見において、中間報告についての抗議声明と疑問点文書を報道関係者に配布しました。

(2) 同日記者会見終了後、国土交通省を訪れ、道路局高速道路課係長星野龍一郎氏に声明を読み上げて提出。併せて18日に公表された陥没事故の中間報告の内容に関する疑問点も提出し、回答時期の設定を求めました。
また、現在続けている「住宅地陥没!東京外環道事業・工事の中止」署名の提出を1月に行うことについても通告しました。
20201225_SeimeiToKuni.jpg
写真:国土交通省道路局高速道路課(左)、外環ネット(右)

(3) 続いてNEXCO東日本本社を訪れ、建設事業本部建設事業統括課丸山耕治、同資産管理課有川達哉両氏に、同じく声明を読み上げ、さらに質問事項の主要項目を読み、現場がいかに住民不在か、説明責任が果たされていないかを話し、取り組み姿勢を改めるよう求めました。
丸山氏は、社長にも、現場にも我々の主張を伝えると回答しました。
20201225_SeimeiToNEXCO-E.jpg
写真:外環ネット(左)、NEXCO東日本(右)

 以下はその声明文です。

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2020年12月25日

東京外環・調布陥没事故中間報告に対する抗議声明

外環ネット他12団体


 2020年10月18日、東京外かく環状道路(以下「東京外環」)トンネル工事現場真上の調布市の住宅地で陥没事故が発生し、その後相次いで巨大な空洞が発見されました。2カ月後の12月18日、東日本高速道路株式会社(以下「NEXCO東日本」)は、トンネル工事が陥没の原因であることを認め、被害の賠償に応ずることを明らかにしました。

外環ネットは、東京外環沿線7区市の住民団体のネットワークです。私たちは、国および東京都、そしてNEXCO東日本、NEXCO中日本に対し、これ以上の犠牲を出さず、無駄なエネルギーと事業費を使うことがないよう、直ちに、杜撰で危険な東京外環事業・工事の中止と、憲法違反の悪法「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」(以下「大深度法」)の廃止を改めて求めます。

東京外環計画は、1966年に策定されましたが、住民の強い反対により凍結されました。
その後、国は用地買収をせずに道路建設したいとの「姑息」な発想から、土地所有権から使用権を切り離し、道路建設を可能にする大深度法を成立させました。「通常利用されない地下」「地上には影響を与えない」との理由で、住民の意思を一切無視する法律です。東京外環は、地権者の了解なく住宅地の地下に建設する事業として認可されました。ルートは高架での道路計画をそのまま引き写し、地盤、地歴、地下水などの調査が不十分な状態で建設が進められました。

「地上には影響はない」はずの工事で、気泡噴出に始まり、騒音・振動・低周波音と家屋損傷、液状化等の地盤変位、そして遂に人命に関わりかねない重大な陥没事故が起きました。日本経済新聞による衛星データの解析では、地盤沈下は3�pにもなることが明らかになりました。これは、住民の苦情やマシン・トラブル発生時に慎重な調査・対応をすることなく工事を進めたために起こった人災にほかなりません。

事業者は地上での被害を想定しないまま、住民に無許可・無補償で工事を進めました。この間、事業者は事業実施に伴う住民の疑問や問題点指摘にまともに答えず、説明責任を果たしていません。その末に起こった今回の被害全てが、人権、財産権の侵害そのものです。このような理不尽なことが許されてはなりません。大深度の工事は地上に影響しない、シールド工事は安全などという「虚構」に基づいて進めてきた大深度地下トンネル計画の大前提は崩壊したのです。

事業者は、被害補償として「家屋の補修」に言及していますが、何よりも被害地の住民が求めているのは「地盤を元通りにしてほしい」ということです。亀裂を塗り込め空洞を充填しても、緩んだ地盤ではまた地盤変位が起こりえます。いつ崩れるかという不安・恐怖の中で暮らすことなどできません。

「掘ってみなければわからない」「地盤が悪い」という小泉淳東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員長の発言は、科学者として、技術者としての見識も何もかなぐり捨てた開き直りです。特殊な地盤であるなら事前に調査し対策が取られるべきでした。このような言葉で事業者の責任を回避しようとすることは、地上に居住する住民の存在をないがしろにする発言であり、許せません。そもそも第3者性のない委員会の「調査報告」は、やはり信頼できないことを明確に示すものです。

さらに、もう1本の北行トンネル工事が問題です。陥没地点の700mほど手前で停止している北行シールドマシンは、緩んだ特殊な地盤、既に地盤沈下・液状化を起こした地域を掘削します。さらなる被害が重なる恐れがあり、もはやこれ以上の人権、生活権、所有権侵害行為は許されません。

似たような地盤、様々な地層が交互にある互層はこれから掘削予定の地域にもあることがわかっています。本線シールドだけでなく、ランプシールド工事においても同じ問題が発生する可能性は大きいのです。さらに、「世界最大級の難工事」と事業者自身が認める地中拡幅部の工事も同様です。

陥没・空洞どころか家屋のひびなどの損傷、健康被害なども一切起こさないよう、十分な調査に基づく万全な再発防止策を立て、計画地上の地権者及びその周辺の住民の了解を得たうえでなければ工事再開などありえません。安全確保を保証し、希望があれば買い取り、被害を未然に防ぐ対応を求めます。

住民は、3年前に大深度地下使用認可および都市計画事業承認・認可の無効確認等を求めて提訴し、本年5月には気泡シールド工事差止仮処分を申し立て、さらに本日、2021年3月31日で事業期間が終了する都市計画事業の延伸差止訴訟を起こしました。

国・都、事業者に対する働きかけに加え、法廷での弁論を通して、わたしたち外環ネット他12団体は以上に述べた様々な東京外環事業の問題点を明らかにし、沿線住民の生活、いのち、財産権を守って行きたいと考えています。

そのため、私たちは、国、東京都、NEXCO東日本、NEXCO中日本に対し下記のことを求めます。

記

1 「地上に影響がない」とした大深度法の前提が崩れているのですから、東京外かく環状道路工事を中止し、事業の廃止を含めた見直しを早急に行うこと。

2 「地上に影響がない」との前提が非現実的である大深度法の違憲性を認め、同法を廃止すること。

3 現状発生した被害は、希望により買い取り及び地盤復旧等を含めすべて賠償・補償すること。

4 今後露見するであろうさらなる被害に対しても、完全なる賠償・補償を行うこと。

以上


申し入れ団体(順不同)13団体
・外環ネット/・外環道検討委員会/・外環道路予定地・住民の会/・市民による外環道路問題連絡会・三鷹/
・野川べりの会/・東名JCT近隣住民の会/・外環道検討委員会・杉並/・外環を考える武蔵野市民の会/・調布・外環沿線住民の会/・とめよう「外環の2」ねりまの会/・元関町一丁目町会外環対策委員会/・外環いらない!世田谷の会/・東京外環道訴訟を支える会

問合せ先: 省略

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2020年12月06日

「住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。」署名活動にご協力ください

 外環ネットは、2020年10月18日に東京外環道トンネル工事現場真上である調布市東つつじケ丘の住宅街で発生した陥没事故を受けて、この危険な外環道事業の中止を求める署名活動を開始しました。
 皆様のご協力をお願いいたします。

署名呼びかけチラシ:ここをクリック
署名用紙:ここをクリック

 なお、ネット署名も行っています。
https://www.change.org/StopGaikan

8e-DSC09312.jpg

[署名活動の概要]
・タイトル:「住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。」
・署名提出先:国土交通大臣と東京都知事の2か所
  2つの署名用紙に記入ください。
・署名送付先:〒181-0013 三鷹市下連雀3−33−7−401野村気付
・2次集約:2021年2月10日(水)
・署名用紙ダウンロード:署名用紙:ここをクリック
・要請内容:以下は国土交通大臣宛(東京都知事宛も同一内容)


--------------------------------------------------

2021年 1月 日

国土交通大臣 赤羽 一嘉 様

住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。

外環ネット

 2020年10月18日、東京外かく環状道路(以下、「外環」)の大深度トンネル工事の真上である調布 市東つつじが丘で「陥没事故」が起きました。陥没は幅6m×5m×深さ5mに及び、道路から住宅の下に及ぶものでした。人身被害がなかったのが奇跡的とも言える事態でした。

 その2週間後の11月2日、この陥没箇所の北側に、今度は地表から5mの深さに厚さ3m×長さ30 m×幅4mという大規模な空洞が発見されました。これも大深度トンネル工事の真上でした。

 沿線住民は「いつどこで陥没が発生するかわからない」「自分の家の真下に空洞ができているかも しれない」という恐怖と不安の中での生活を余儀なくされています。そもそもトンネル真上の住民は地権者であるにもかかわらず、何の説明も補償もなく勝手にトンネルを掘られているのです。

 この間、外環シールドトンネル工事では、2018年の致死濃度の酸欠気泡発生とは別の場所で、新たに酸欠気泡が3月以降継続的に噴出しています。また、8月初旬からは騒音・振動、低周波音による健康被害、外壁のひび割れ、外床の亀裂などの被害が周辺住民から多数訴えられていました。
 
 今回の事故を受けて、シールド掘削工事は中断を余儀なくされていますが、ジャンクション工事などは継続しています。事業者らは、これまでの事業推進の為のトンネル施工等検討委員会を横滑りさせて有識者委員会を発足し、事故原因の究明と再発防止策を検討しています。しかし、沿線住民の生活と財産にも大きな影響を与えている今回の陥没事故では、事業者からは独立した第三者委員会での 徹底的な調査と原因究明が必要です。

 外環の大深度トンネル工事について、事業者らは「40m以深の大深度だから、地上への影響はない」とする「安全神話」を幾度も繰り返し語ってきました。しかし、今回の事態は大深度地下工事であっても地上や地盤、環境に多大な影響を与えることを明らかにしました。

 1966年に計画決定された外環計画は、高架を大深度地下化し2009年に事業化されました。工事は今後10年以上延長し、完成時期は不明なまま続けられようとしてます。昨今の社会情勢、経済情勢 の変化によりその社会的必要性も薄れている中で、当初費用の倍に積み増した2兆4千億円を投入して事業を続ける必然性は皆無です。

 重要なのは、外環の計画沿線全域にわたって同様の事故が起こる危険性があるということです。住民のいのち、健康、財産を破壊する工事に公共性はありません。今回のような陥没事故を2度と起こさないという保証はありえないのです。

 私たちは、この外環事業・工事を直ちに中止することを求めます。
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2020年11月19日

イベント情報(2020年11月〜2021年1月)

外環関係その他のさまざまな動きの直近のお知らせです。

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▲ 次のイベント情報(2021.2月〜3月)はこちら

*****2021年1月のイベント情報*****

●1月31日(日)13時30分〜
   調布市立つつじヶ丘児童館ホール
   外環被害住民連絡会・調布 総会・講演会
   講演:補償交渉について 講師:武内更一 弁護士


●1月15日(金) 
 東京外環道訴訟原告団・弁護団 緊急声明発表
「調布・外環道のルートの3つ目の空洞発見について
 国、東京都は直ちに工事を中止し、大深度地下法の廃止の決断を」

●1月15日(金)11時 東京地裁 
 東京外環道シールドトンネル工事差止仮処分第5回審尋

●1月15日(金)第3の空洞発見についての記者会見
  外環被害住民連絡会・調布
  11時 入間川ぶんぶん公園(調布市東つつじヶ丘2丁目)


●1月15日(金)調布市で第3の空洞発見(1月14日)と発表 

●1月11日(月・祝)「住宅地陥没!外環事業中止」署名 
 13時30分〜15時30分 調布駅前 街頭署名活動

●1月10日(日)外環・調布陥没 緊急学習会
  1月10日(日)13時30分〜15:30
  調布市教育会館201会議室(調布市小島町2-36-1)+ZOOM
  第一部:大深度法による被害の法的な観点から
   講師;弁護士 武内更一さん
  第二部:損害保険の被害補償実務の経験から
   講師;山田大蔵さん
  主催:外環ネット

●1月8日(金)他 「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象における家屋補償等に関する相談窓口のご案内」
 
 ◆ 専用フリーダイヤル
  NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所
  TEL:0800−170−6186(フリーダイヤル)
  受付時間:平日9:00〜17:30

 ◆ 相談窓口
  1月8日(金)   9:00〜12:00
  1月14日(木)  9:00〜12:00
  1月23日(土) 13:00〜16:00
  1月28日(木)  9:00〜12:00
  つつじケ丘児童館ホール(調布市西つつじヶ丘3-19-1)
  対象者:陥没・空洞箇所周辺の居住者
  事業者の職員が常駐し、相談を受ける。
   詳細は、ここをクリック(PDF)
 
●1月6日(水)トンネル技術者の講演会
  1月6日(水)午後1時30分〜
  武蔵野市南町コミュニティセンター第1会議室+ZOOM
  講演:トンネル技術者が明かす大深度安全神話の虚構
  講師;大塚正幸氏
主催:外環ネット

*****2020年12月のイベント情報*****

●12月27日(日)「住宅地陥没!外環事業中止」署名 
  14時〜16時 仙川駅前 街頭署名活動

●12月27日(日)住民による被害調査結果公表 記者会見
   外環被害住民連絡会・調布
  10時 調布市教育会館201会議室


●12月25日(金)東京外環道訴訟、延伸差止訴訟提訴
  13時30分 東京地裁 司法記者会 記者会見


●12月20日(日)、21日(月)
  事故調査中間報告に関する一部の地元住民限定説明

  12月20日(日) 13時〜14時30分,15時30分〜17時
  12月21日(月) 19時〜20時30分
  対象者:陥没箇所周辺で原因究明の調査実施範囲内の居住者
  主催者:国交省 関東地整 東京外かく環状国道事務所
      NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所
      NEXCO中日本 東京支社 東京工事事務所
  協 力:調布市
  詳細はここをクリック(PDF)

●12月20日(日)「住宅地陥没!外環事業中止」署名 
  14時〜16時 吉祥寺駅北口 街頭署名活動

●12月19日(土)中間報告についての記者会見
   外環被害住民連絡会・調布
  10時 調布市教育会館201会議室


●12月18日(金)有識者委員会第5回 陥没事故調査中間報告
  16時  記者ブリーフィング

●12月15日(火)青梅街道インター事業認可取消訴訟口頭弁論
  11時 東京地裁 103号法廷

*大法廷103号法廷の傍聴席は三密対策で約50席
12時 司法記者会にて記者会見
(今回は報告集会はありません)

●12月13日(日)「住宅地陥没!外環事業中止」署名 
     14時〜16時 成城学園前駅中央口(南口)街頭署名活動

●12月6日(日)住宅地陥没!外環事業中止署名 
     14時〜16時 つつじが丘駅北口 街頭署名活動
 
●12月1日(火)ストップ・リニア訴訟!原告適格中間判決
  11時 東京地裁 103号法廷

*10:00 東京地裁前集会
*10:30 傍聴券抽選(傍聴席は三密対策約36席)
*11:00 開廷
*12:45 報告集会 衆議院第1議員会館B1F 大会議室
詳細PDF

***** 2020年11月のイベント情報 *****

●11月24日(火)東京外環道訴訟第9回口頭弁論
  14時(*)〜 東京地裁103号法廷

*大法廷103号法廷の傍聴席は三密対策で約50席
(*)傍聴抽選券配布13:20〜13:40、抽選
*弁論終了後、15:30〜報告集会(衆議院第2議員会館第1会議室)
詳細はこちら

●11月22日(日)調布市 陥没箇所付近で新たな空洞発見(11月21日)と発表


●11月21日(土)18時 外環道・陥没事故の緊急報告集会
  場所:武蔵野市南町コミュニティセンター
    (武蔵野市吉祥寺南町3-13-1 吉祥寺駅徒歩11分)
  主催:外環ネット 詳細PDF

●11月17日(火)【緊急オンラインセミナー】
大深度地下トンネル工事で住宅街が陥没〜リニア工事も危険!

 日時 11月17日(火)19時〜20時30分 申込は、前日の16日(月)16時まで。 参加費:無料
 申込フォーム https://www.foejapan.org/event/event_form.html
 共催:リニア・市民ネットワーク東京、国際環境NGO FoE Japan、外環ネット
 問合先:国際環境NGO FoE Japan(担当:波多江)
     メールアドレス: hatae@foejapan.org
     電話: 03-6909-5983/ファックス: 03-6909-5986

●11月15日(日)13時 市民社会フォーラム第248回学習会
 「調布市・道路陥没事件の真相-危険な東京外環道工事」

 日時 11月15日(日)13時〜15時
 オンライン企画 ※ZOOMで参加・視聴 講演90分、質疑30分の予定
 講師:丸山 重威さん
 参加費:500円
 申込先はネットから(Peatix) https://tokyogaikando.peatix.com
 主催:市民社会フォーラム http://shiminshakai.net/
 共催:あけび書房 http://www.akebi.co.jp/
 問合先:civilesocietyforum@gmail.com 
     電話03-3234-2571(あけび書房)

●11月6日(金)7日(土)陥没事故に関するごく一部の地元住民限定説明
 11月6日(金) 19時〜20時30分
 11月7日(土) 13時〜14時30分, 11月7日(土) 15時30分〜17時
  対象者:陥没箇所周辺で原因究明のための調査実施範囲にお住まいの方を対象
  主催者:国交省 関東地整 東京外かく環状国道事務所
      NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所
      NEXCO中日本 東京支社 東京工事事務所
  協 力:調布市
  問合先:NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所
TEL 0120-861-305 FAX 03-5923-0968 (平日 9:00-17:30)
E-mail

●11月4日(金)調布市 陥没箇所付近で新たな空洞発見(11月2日空洞の可能性確認、3日空洞確認)と発表

●11月3日(火・祝)14時 陥没事故の緊急住民集会
   調布市立つつじヶ丘児童館ホール
   主催:調布・外環沿線住民の会/野川べりの会
   協賛:きずな(滝坂地区協議会)

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▼ 過去のイベント情報(9月〜10月)はこちら

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2020年11月10日

陥没事故で緊急申入れ、野川べりの会が国交大臣に(緊急院内集会)

2020年10月23日10時、外環道沿線の4つの住民団体(調布・外環沿線住民の会/野川べりの会/外環道路予定地・住民の会/外環ネット)は、2020年10月18日に調布市東つつじヶ丘の住宅街で発生した陥没事故を受けて、衆議院議員会館第7会議室において緊急院内集会を開催しました。

国会議員、自治体議員、沿線住民など多数参加されました。
国土交通大臣宛ての「東京外環道工事現場直上の道路等の陥没事故についての緊急申入書」を国土交通省道路局高速道路課渡部課長補佐に手渡し、被害地域の住民は陥没の恐怖だけでなく、振動・騒音・低周波音の健康被害や家屋損傷などを訴え、6項目の申し入れについて対応するよう要請しました。

なお、この院内集会の様子はYoutubeで視聴できます。
(Youtube)20201023 UPLAN 外環道道路陥没事故緊急申し入れ院内集会

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(写真上:緊急申入書手交、下:院内集会風景)
 以下は、緊急申入書です。

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2020年10月23日

国土交通大臣 赤羽 一嘉 様

東京外環道工事現場直上の道路等の陥没事故についての緊急申入書


2020年10月18日、東京外かく環状道路(関越〜東名)(以下、「東京外環道」または「外環道」)本線トンネル(南行)工事現場直上の、調布市東つつじケ丘2丁目において住宅街のなかの道路と住宅地の一部で陥没が発生しました。陥没の状況を現場で観察した者として、人身事故にならなかったこと、住宅に及ばなかったことは、まさに「不幸中の幸い」と言わざるをえません。

今回の陥没事故と外環道工事の因果関係は調査中とのことですが、私たち住民は、国土交通省をはじめとする事業者に対して、外環道トンネル工事がはじまる2017年以前から住宅地の地下におけるシールドトンネル工事による陥没事故の危険性を指摘し続けてきました。
陥没箇所傍の住宅から陥没した穴(約5mx5mx深さ5m)を覗いたときの恐怖心は大きなものがあり、今回の陥没事故は、改めて私たちにその危険性を再認識させてくれました。

2017年2月のシールド工事開始以降、2018年5月〜の野川への致死濃度の酸欠ガス噴出(2019年8月には練馬区白子川にも噴出)、地表面への地下水噴出等にはじまり、住民の説明要請を無視してシールドマシンが住宅地の地下を掘進しはじめた2019年以降、世田谷区、狛江市、調布市では振動被害が相次いでいましたが、トンネル掘削工事は続けられました。

調布市域において2020年3月から気泡シールド工法に切り替え、酸欠ガスを野川に噴出させ(現在も噴出は続いている)、また、この陥没事故に先立って、8月頃から東つつじヶ丘付近では、約100件もの振動・騒音・低周波音、家屋損壊、地盤変位などの異変による健康被害や物的被害が多発し、私たちは、9月26日の外環オープンハウスでも、工事の一時中断と原因調査・対策を強く求めてきましたが、全くと言ってよいほど納得できる説明や根拠となるデータはいただくことができませんでした。

また、私たちの「実効ある緊急時の避難計画の策定」要求を受けて、しかし、私たちが関与できない場で作成された「トンネル工事の安全・安心確保の取組み」や「「東京外環(関越〜東名)トンネル工事の緊急時の対応について(別紙緊急時連絡体制表を含む)」は、今回の陥没事故において全く機能しませんでした。
以上のような経緯を経ての今回の陥没事故を受けて、私たち住民は生活・生命・財産を守り日々安心して暮らすために下記の事項を申し入れます。
記

1.今回の陥没事故の徹底的な調査、原因究明を行い、調査結果・根拠となるデータを公表すること。なお、事故調査委員会は、独立した公正中立な立場のものであり、公開の場であること。検討結果の記者ブリーフィングの場に関係住民の出席を認めること。

2.周辺住民に緊急に陥没事故の説明を行うこと。周辺住民の要望に対し誠実に対応すること。また、沿線全体においても住民に説明すること。

3.既設トンネル部分には陥没のリスクが存在するので、第2、第3の陥没事故を防止するための調査、住民への周知等を至急行うこと

4.緊急時の避難計画を実効あるものに作り直すこと

5.正当な被害補償について説明すること

6、陥没事故の原因が解明され、再発防止策がとられ、住民の理解と納得を得ることなく工事を再開しないこと

以上

                    
調布・外環沿線住民の会
野川べりの会
外環道路予定地・住民の会
外環ネット
(本件の連絡先)省略



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2020年10月27日

調布市長・市議会議長に緊急要請「東つつじが丘2丁目陥没事故 緊急に人命第一の対策を求めます」野川べりの会

 2020年10月18日の東つつじが丘2丁目陥没事故について、野川べりの会/調布・外環沿線住民の会/外環ネットの3つの住民団体は、10月21日長友貴樹調布市長と渡辺進二郎調布市議会議長あてに緊急要請「東つつじが丘2丁目陥没事故 緊急に人命第一の対策を求めます」を行いました。
 なお、TV東京の取材を受け、夕方のニュースで放映されました。
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20201021_Nagatomo-tewatashi.jpg20201021_TvTokyo_Nagatomo-3.jpg
写真(上:市長要請,下左:要請書手交,下右:TV東京取材)
以下は要請文書です。

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2020年10月20日

調布市長 長友貴樹様
調布市議会議長 渡辺進二郎様

東つつじが丘2丁目陥没事故 緊急に人命第一の対策を求めます

 2020年10月18日午後12時ごろ、調布市東つつじヶ丘2丁目で道路及び宅地の一部が陥没する事故が発生しました。事業者の公表資料によると、穴は約5m×約6m、深さ推定5mとあり、埋め戻しに使用した砂は140立米2トントラック約50台分にも及び、夜通しの復旧作業が19日早朝まで続きました。

 19日時点で調布市が把握されている、事故前日17日から19日の応急復旧までの事実経過によると、緊急時の対応が全く機能しかなった事実が明らかになりました。

 事故当日18日、午前8時30分頃、道路が少し落ちていることを測量業者が確認し、9時前後にネクスコ東日本の副所長の藤田氏にも一報が入っていたことを、当日、現場で住民が藤田氏に確認しています。11時45分頃、住民から調布市に通報が入り、市がネクスコ東に問い合わせましたが、ネクスコ東から市への正式な連絡は12時10分頃で、既に問題発生から3時間40分が経過していました。この間、事業者や調布市から警察、消防への通報は一切なされず、住民からの通報で警察が到着したのが12時20分、舗装が大きく陥没し始めた時でした。ネクスコ東から周辺住民(8軒)への避難要請があったのは13時30分頃、既に陥没が大きく広がった後でした。

 事業者側の安全神話に対して、私たち住民は過去に起きている多くの事故事例を調べ、シールドトンネル工事の危険性を訴え続けてきました。特に2016年11月の博多駅前陥没事故を受けて、陥没の危険性はあると警鐘を鳴らし続け、調布市に対しては、再三に渡り、当該基礎自治体として、確実に住民が避難できる具体的な緊急時避難計画の策定に主体的に関与してほしいとお願いしてきました。実効性ある緊急時避難計画が作られないまま外環工事は進められ、ついに恐れていた陥没事故が現実のものとなってしまいました。

 事業者が調布市に出した「東京外環(関越〜東名)トンネル工事の緊急時の対応について」(平成30年12月配布、令和2年改定)は「絵に描いた餅」であることが露呈しました。トンネル内への土砂流入はなかったということなので、これまで緊急時の定義を「トンネル内に大量の土砂等が流入したとき」のみに限っていたのは、完全に誤りであったことが証明されました。市民に犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いと言わざるを得ず、もし夜間の事故であったら、もし陥没が宅地内に広がっていたらと考えるだけで、私たちは背筋の凍る思いです。

 事故原因の徹底究明と住民への納得いく説明は、事業者の当然の責務です。一方で、基礎自治体として、事業者からの情報を待っているだけ、事業者に要望を伝えるだけのこれまでの姿勢では、住民の命を守ることができないのだと、調布市は認識を新たにしてください。今回の陥没は、シールドマシンが通過後1か月経過してから起きていることから、既に掘削された全線で陥没の危険性があります。いつどこで同様の陥没が起きても不思議ではない危険な状況に、今現在、沿線住民は置かれているのです。この認識の上に立って早急に、調布市が独自に沿線住民の命を守る対応を行うことを、下記の通り強く求めます。

記


1)すでにマシンが通過したトンネル直上及びその周辺の住民に対して、直ちに今回の事故について通知すること。

2)事故から1週間以内(10月25日まで)に調布市主催で住民説明会を開催すること。その席には、国土交通省、ネクスコ東日本、ネクスコ中日本を必ず出席させること。

3)今回の避難対応の問題点を検証し、調布市が主導し、かつ住民参加で外環緊急時避難計画を作り直すこと。なお、計画実効性を検証するために、避難訓練を実施すること。


特に、1)については可及的速やかに行うよう、2)については、遅くとも事故から1週間以内に開催するよう、日程を野川べりの会までお知らせください。

野川べりの会/調布・外環沿線住民の会/外環ネット
本件の連絡先(省略)



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2020年10月25日

「外環道 即時全線工事中止申入書」外環ネットと野川べりの会が国交大臣他に

 2020年10月18日、調布市東つつじケ丘2丁目の、外環トンネル工事現場直上の住宅街の道路と住宅の一部で発生した陥没事故を受けて、外環ネットと野川べりの会は10月19日付けの「外環道 即時全線工事中止申入書」国土交通大臣はじめ3事業者と東京都に送りました。国土交通大臣宛のものは、10月20日霞が関の国土交通省を訪れ、道路局高速道路課に手渡しました。
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国土交通省道路局高速道路課(左)に外環ネット(右)が即時全線工事中止申入書を手交
 以下はその申入書です。

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2020年10月19日

国土交通大臣 赤羽一嘉 様
東京外かく環状国道事務所 所長 関 信郎 様
計画課長 木本 悠太 様
東京都知事 小池 百合子 様
東京都建設局 三環状道路整備推進部長 福島 真司 様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
外環東名北工事区 工事長 本木 新 様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様
外環トンネル南工事部 工事長 佐藤龍利 様

外環道 即時全線工事中止申入書


外環ネット
野川べりの会


 2020年10月18日午後12時頃、調布市東つつじヶ丘2丁目23‐25付近で道路及び宅地の一部が陥没する事故が発生しました。規模は、おおよそ5m×5m、深さ5mと報道されています。しかし、現場の工事関係者によると、陥没の底部は水が満ちており、確かな深さは測定できない、目測するしかないと語っています。埋め戻すための砂は2tトラック数十台に及びました。当事者となった地権者はもちろん、沿線に住む住民は強い不安におおわれています。
 
 これに対し、事業者側の住民避難に関する対応は極めて不十分でした。公表されている避難計画(安心・安全の取組み)は役に立っておらず、事業者は大規模事業を担当する能力に欠けるものと考えます。
 
 工事現場周辺の野川には気泡が発生し続けていました。陥没現場近くでは、シールドマシンが通過する数週間にわたり強い振動が屋内で感知され、住宅の塀のタイルが剥落、外床と路肩に亀裂や段差が発生するなど、トンネル工事が起因と疑われる被害が発生しています。

 原因究明を求める住民の切実な要請に、事業者はいまだ応えていません。その間に発生した今回の陥没事故です。同一地域内での被害発生は、原因が同一である蓋然性がかなり高いと思われます。

 すでに陥没による空隙を土砂で埋める作業が行われましたが、外環道トンネル工事の最中のことであり、それとの関連を明らかにする責務は、偏に3事業者にあります。
また、このような事故は全線で発生する可能性があります。したがって、原因究明のためには全線での工事中止が必要です。

 よって、事故の再発を防ぐために、わたしたちは以下のことを要求します。
 
■ ネクスコ東日本は工事中止を発表しているが、それ以外の外環道全線の本線トンネルおよびランプトンネル工事を直ちに中止すること。

■ 2020年10月20日以降、事故現場近くに拠点を設け、工事と事故に関する現状説明および事故原因の調査の進捗などを周辺住民に毎日説明し、また住民からの質問に回答する体制を整備すること。

■ 全力で陥没事故の原因究明にあたり、その結果を広く国民に周知すること。沿線住民に対しては説明会を開催し、詳細に説明するとともに住民からの質問に誠実に答えること。

■ 原因が究明され、今後の事故回避のための対策がとられるまで、事業計画期間の延伸の申請を行わないこと。申請後であるならば国土交通大臣及び東京都知事は承認認可の処分を行わないこと。


上記上から2項目に関しては、可及的速やかに回答を文書にてお願いします。
その他の項目については、10月25日までに回答を文書にてお願いします。
 
本件の連絡先 (省略)
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調布市つつじが丘2丁目、外環工事現場の真上の住宅街で陥没事故発生

1-DSC09216.jpg
(写真上:11:50 陥没発生40分前、東側から亀裂箇所)
(写真下:11:50 陥没発生40分前、亀裂箇所拡大写真)
1.5-DSC09215.jpg

 2020年10月18日(日)正午過ぎに調布市つつじが丘2丁目の住宅街で陥没事故が発生しました。
 道路と一部住宅のガレージの下に、約5mx5mx深さ5mの巨大な穴が開きました。緊急時避難計画はほとんど絵にかいた餅でしたが、死傷事故に至らなかったことは「不幸中の幸い」です。
外環事業者は工事との因果関係は調査中とのことですが、陥没箇所の真下は外環道トンネル工事現場です。
 私たちは長年、陥没事故のリスクのある巨大トンネル工事を住宅地の地下で行うことは危険であると警鐘を鳴らしてきました。

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(写真上:12:36 最初の陥没(12:30)直後)
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(写真上:13:06 2回目の陥没=西側庇の崩落(12:59)直後)
7-DSC09306.jpg
(写真上:14:14 陥没穴の大きさ)
8e-DSC09312.jpg
(写真上:14:31 西側から陥没箇所)

 8月頃から大きな振動・騒音・低周波音が広い範囲に発生し、トンネルが陥没地点の真下を通過した9月14日ころには、周辺の住宅の外壁のタイルがはがれたり、地割れなどが発生し、また、家の中にいると気が狂いそうな振動に悩まされ、低周波音症候群の症状を示す住民も出ているのに、工事中止を求める住民の訴えを無視して突き進んでいった結果が陥没事故です。

 すでに掘られたトンネル部分にはどこにも陥没の可能性があり、不安な生活を余儀なくされています。
 工事を直ちに中断し、陥没事故だけでなく、振動・騒音・低周波音や家屋被害等の原因が解明され、再発防止策がとられ、私たち住民が納得いく説明があるまでは、少なくとも工事再開は認められません。


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2020年10月07日

野川べりの会が緊急要請書!振動・騒音・低周波音による健康被害深刻、住宅や敷地の損傷も発生

 東京外環道本線トンネル工事のシールドマシンが調布市域に入って後、北行マシン直上周辺の入間町、南行マシン直上周辺の東つつじヶ丘3丁目・2丁目、若葉町で、多くの振動・騒音・低周波音等の被害が報告され、深刻な健康被害を訴える方も出ています。
 また、東つつじヶ丘2丁目では、外壁タイルが剥がれ落ちたり、地割れなど、地盤変位等の疑いのある建物等の損傷がシールドマシンの通過直後に直上周辺で起こっています。
 野川べりの会と 調布・外環沿線住民の会は9月29日、谷戸橋地区センターで開催されている外環オープンハウスにおいて、東京外かく環状国道事務所 計画課長 木本悠太氏他に要請書を手渡して、この重大かつ深刻な問題に対して、工事中止を含む緊急対応を求めました。


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2020年9月29日

国土交通大臣 赤羽一嘉 様
東京外かく環状国道事務所 計画課長 木本悠太様
東京都知事 小池 百合子 様
東京都建設局 三環状道路整備推進部長様
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長 宮池 克人 様
外環東名北工事区 工事長  本木 新様
東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠 徹 様
外環トンネル南工事部 工事長 佐藤龍利様
                                             
                                                 
野川べりの会/ 調布・外環沿線住民の会


要請書


調布市域にシールドマシンが入って後、北行マシン直上周辺の入間町、南行マシン直上周辺の東つつじヶ丘3丁目・2丁目、若葉町で、多くの振動被害が報告されています。
 東つつじヶ丘2丁目では、地盤変位等の疑いのある建物等の損傷がシールドマシンの通過直後に直上周辺で起こっています。
 それぞれの被害について、個々の方々が事業者に連絡をされていますが、問題を解決するような動きが、事業者側からは何もありません。
 今般の被害は、住民の財産に係わるだけではなく、重大な健康被害につながる可能性があり、早急な対応が必要です。
 従って、下記のとおり要請をします。回答を10月6日までに文書にて回答願います。

要請事項

<地盤変位等による建物等の損害に関して>
◆ シールドマシンを止めてください。
◆ 第三者機関による地盤測量をし、結果を事前のものと合わせて公表してください。
◆ 第三者機関による、シールドマシン通過後、直上周辺の家屋等に出ている被害の原因究明を早急にしてください。
<振動・騒音・低周波音等に関して>
◆ 振動・騒音・低周波音等を低減してください。
◆ 振動の計測を横断方向だけでなく、延長方向のマシンの前後100mで早急に行ってください。
◆ 振動・騒音・低周波振動の測定をマシンの通過前後を含めて室内で行ってください。
◆ 振動、低周波音等で健康を損ねかねない場合、在宅勤務が困難な場合は、ホテル等の提供を検討してください。

<工事の周知に関して>
◆ 振動の影響があると想定される範囲のお宅に、外環工事で振動があることをお詫びにまわってください。
◆ 電信柱等の看板で広域に外環工事が行われていることを知らせてください。
◆ 住民説明会を開いてください。

連絡先:省略



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2020年10月06日

コロナ禍を理由に過剰な制限を課すオープンハウスの運営改善を要請、外環ネット他

 2020年9月26日〜30日に開催される外環オープンハウスは、コロナ禍対策として新しい生活様式を試みることなく、ただ人数制限や時間制限等を行うだけで、住民への開かれた説明の場からほど遠いものが計画されています。
 そこで、外環ネットと野川べりの会は連名で、オープンハウス運営の改善を求める要請書を事業者に送付しました。以下はその要請書です。

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2020年9月22日

国土交通省関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所 所長 柴田芳雄様
中日本高速道路株式会社東京支社 東京工事事務所 所長 杉井淳一様
東日本高速道路株式会社関東支社 東京外環工事事務所長様

野川べりの会/外環ネット
 
                          
2020年9月開催の東京外かく環状道路(関越〜東名)オープンハウス等に係る要請書

 2020年9月26日から30日にかけて世田谷区から練馬区の8会場で開催される、東京外かく環状道路(関越〜東名)オープンハウスは、新型コロナ感染症拡大防止のための制限等を理由に、新しい様式を積極的に導入することなく、単に時間制限や人数制限等を課すだけで、工事の状況、事業再評価(事業費、供用年の延期、工事内容等)、地表の自然・生活への影響(酸欠ガス、騒音・振動など)などを問いただしたい関係住民の要請に対応できるものから程遠い、中身の伴わない形だけのものになっています。

 そこで、本来あるべき住民への説明の場に少しでも近づけるためのご努力をしていただきたく、下記について改めて文書にて要請します。9月24日(木)までにメールにてご回答ください。なお、9月11日から電話ベースで要請しています。

記

● 会場の選定がひどい。従来の集中質疑が可能になる会場設定をすること
● 上記1ができないならば、住民との集中質疑の会は別の日に、参加人数を考慮した会場設営により開催すること

● 各会場における定員(参加者とスタッフのそれぞれの人数と合計の人数)を示すこと。また、定員を超えた場合の対処方法を示すこと

●来場者を優先し、スタッフは質問に答えられる人間を厳選し、少数精鋭で臨むこと。

● 来場者が定員を越えたら、説明対応を行ってないスタッフは会場外で待機すること

●定員を超えない限り複数回の来場を認めること(調布・三鷹での掘進説明を含む)

●時間を効率的に使うために、展示パネル等の内容を事前にホームページに公開すること

● 調布・三鷹での掘進説明(定員8名、1回15分:説明10分、質疑応答5分)は、住民の納得を得るための運営からほど遠い。
 配布資料及び説明のナレーションを文字化したものを事前配布、説明はWEB及び会場で常時放映し、説明時間を省き、15分全てを原則質疑応答に充てること。
 また、オンライン説明の併用を試行し、人数制限や時間制限を緩和すること

● 従来からの要望事項である、同時間帯に2会場で開催しないことに応えること
 
● 2020年8月28日付「令和2年8月7・8日開催の東名ジャンクションにおける工事説明会の運営への抗議及び要請並びに今後の説明会等への要請」文書への回答及び2020年8月31日付「[中央JCT北側ランプシールドトンネルに係る工事説明会](令和2年8月7日.8日開催)に対する抗議と要求」文書に対する回答検討状況を示すこと

以上

連絡先:省略



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2020年09月21日

イベント情報(2020年9月〜10月)

外環関係その他のさまざまな動きの直近のお知らせです。


***** 2020年10月のイベント情報 *****

●10月28日(火)13時 司法記者会
東京外環道訴訟原告団・弁護団声明発表・記者会見
    「調布市の外環道工事現場真上の道路陥没事故に関する声明」


●10月28日(火)11時 東京地裁
東京外環道シールドトンネル工事差止仮処分第4回審尋

●10月23日(金)10時 4つの住民団体が国交省に緊急申入れ
    衆議院第一議員会館第7会議室
  
●10月21日(水)15時30分 3つの住民団体が調布市長に陥没事故で緊急要請
    調布市役所

●10月18日(日)調布市の外環道工事真上の住宅街で「陥没」発生
    
***** 2020年9月のイベント情報 *****

●9月30日(水)11時 東京地裁
東京外環道シールドトンネル工事差止仮処分第3回審尋
    
●9月26日(土)〜30日(水)外環オープンハウス
事前登録不要(*但し、2会場での掘進工事説明は事前登録制)
*毎時50分〜00分の間、換気・消毒のため会場を閉鎖して入替交代
 9月26日(土) 14時〜18時 西荻南区民集会所(杉並区)
*9月26日(土) 14時〜18時 若葉小学校(調布市)
 9月27日(日) 14時〜18時 大泉インフォーメンションセンター(練馬区)
*9月27日(日) 14時〜18時 北野3丁目常設会場(三鷹市)
 9月28日(月) 16時〜20時 東名インフォーメンションセンター(世田谷区)
 9月28日(月) 16時〜20時 吉祥寺南町コミセン(武蔵野市)
 9月29日(火) 16時〜20時 谷戸橋地区センター(狛江市)
 9月30日(水) 16時〜20時 上石神井北地域集会所(練馬区)

*調布市・三鷹市で実施する掘進工事についての説明
事前登録制(定員:各回8名)事前登録と説明会参加は一人1回)
事前登録方法:申込先 Tel:0120-34-1491,受付期間 9月11日〜25日までの平日,受付時間 9:15〜18:00,「氏名、住所、電話番号、希望会場、希望日時」を連絡。先着順。
会場
9月26日(土)若葉小学校(調布市)
9月27日(日)北野3丁目常設会場(三鷹市)
開催時間 : �@14:05〜14:20,�A14:30〜14:45,�B15:05〜15:20,�C15:30〜15:45,�D16:05〜16:20,�E16:30〜16:45,�F17:05〜17:20,�G17:30〜17:45

問合先:
国交省 関東地整 東京外かく環状国道事務所(0120-341-491)
NEXCO東日本 関東支社 東京外環工事事務所(0120-861-305)
NEXCO中日本 東京支社 東京工事事務所(0120-016-285)
詳細は外環オープンハウスお知らせチラシ(PDF)参照

●9月9日(水)東京外環道訴訟第8回口頭弁論
  14時〜 東京地裁103号法廷

  15時30分〜 報告集会 衆院第2議員会館(地下1階)第1会議室

*コロナ禍により3月24日延期、5月27日延期、9月9日に決定。

●9月7日(月)青梅街道インター事業認可取消訴訟口頭弁論
  11時 東京地裁 103号法廷

*コロナ禍により4月27日は延期、9月7日に決定。
 大法廷103号法廷になりましたが三密対策で傍聴席は約38席

●9月3日(木)令和2年度第2回 関東地方整備局事業評価監視委員会
   ・開催結果   ・配布資料および議事概要   

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2020年09月04日

市民外環・三鷹と外環ネットは住民無視の中央JCT工事説明会に抗議と要求を行いました。

 市民による外環道路問題連絡会・三鷹と外環ネットは、2020年8月7日、8日に外環国道事務所が北野3丁目常設会場で開催した「中央JCT北側ランプシールドトンネルに係る工事説明会」の住民無視の運営に関して、抗議と要求を行いました。
 以下はその抗議・要求文書です。

020/08/31

国土交通省 関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所長 御中

市民による外環道路問題連絡会・三鷹
連絡先:省略
外環ネット            
連絡先:省略

【中央JCT北側ランプシールドトンネルに係る工事説明会】
(令和 2 年 8 月 7 日.8 日開催)に対する抗議と要求


[要求理由]
上記説明会は、コロナ禍を理由に、人数制限(20 名)、時間制限(40 分)等の制約が課され、質問は一人1回だけに制限、時間の延長が全くなく、1回で十分な理解を得るのは不可能な運営でした、しかも、参加者が数名しかいない状況下、複数回説明を聞きたいと申し入れても、かたくなに拒否されました。

コロナ禍を考慮しても、人数が十分少なければ問題がないはずで、この運営状況は、説明会の本来のあるべき姿から程遠く、事業を理解したいと思う住民の意欲をあえてそごうという悪意すら感じるような内容でした。

平成18年「対応の方針」には『住民の意見を聴きながら住民のために丁寧に十分周知を、行う』ことが繰り返し記載されています。三鷹市内においてはじめてシールドトンネルを着工するという重要な節目にあたる説明会が、本 来の目的に全くかなっていない、形ばかりの運営であったことに強く抗議し、以下を要求します。

【要求事項】
1. 8 月 7 日・8 日に開催された説明会については 、住民が理解できるような運営・内容の説明会を再度開催すること

2. 8 月 7 日・8 日に開催された説明会について、定員に達してないにもかかわらず、複数回の参加を拒絶したことについての見解を明らかにすること

3. 8 月 7 日・8 日に開催された計 8 回の説明会について、以下の情報を提供すること
�@各回ごとの参加者数
�A音声による説明を文章化したもの
�B各回の質疑内容
�C議事録ないしは報告書

4. 説明会やオー プンハウスの開催時期に関して、高齢者・子ども連れ等ハンディキャップがある者には 参加しづらい真冬や真夏を避けた時期の開催を検討すること

5. 上記要求事項に対して 、本年 9 月 30 日までに文書にて回答すること

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空席があるのに参加拒絶!コロナ禍を理由とする住民不在の恣意的ルール・運営の東名JCT工事説明会に野川べりの会と外環ネットが抗議・要請

 2020年8月7、8日に行われた、NEXCO中日本・東日本による東名ジャンクションにおける工事説明会は、コロナ禍を理由に理不尽な住民不在のルールを恣意的に作り、押し付けるものでした。
 野川べりの会と外環ネットは8月28日付けで、このような進め方に抗議するとともに、今後改めることを要請し、回答を求める文書を主催者及び関係機関に送付しました。

 以下はその送付文書です。

--------------------------------------------------

2020年8月28日

中日本高速道路株式会社東京支社 東京工事事務所 所長 杉井淳一様
東日本高速道路株式会社関東支社 東京外環工事事務所長様
(写)国土交通大臣 赤羽一嘉様
(写)国土交通省関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所 所長 柴田芳雄 様
(写)東京都知事 小池百合子様
(写)世田谷区長 保坂展人様

   
野川べりの会
外環ネット

                          
令和2年8月7・8日開催の東名ジャンクションにおける工事説明会の運営への抗議及び要請並びに今後の説明会等への要請


<要請経緯>
令和2年6月付の「東京外かく環状道路 東名ジャンクションにおける工事について」というお知らせ文書が周辺地域の住宅に配布されました。その内容は、感染症の影響を理由に説明会を不開催としたまま、以下の工事の準備工に着手するというものでした。

[工事内容:地下構造物工(電気室)]
(1)工事名:東名ジャンクション 換気所地下工事
[工事内容:坑外設備工(土砂ピット等)]
(2)工事名:東名ジャンクション ランプシールドトンネル・地中拡幅(北行)工事
(3)工事名:東名ジャンクション ランプシールドトンネル・地中拡幅(南行)工事

これに対して、これらの工事は周辺住民の生活環境等に影響を与えると考えられるので、住民は直接、また、自治体議員等を介して、説明会の開催を求めました。

そして、令和2年7月24日付の「東京外かく環状道路 東名ジャンクションにおける工事のご説明について(お知らせ)」文書にて、周辺住民への説明会が、令和2年8月7日16時〜、18時〜と8日14時〜、16時〜、18時〜の計5回、感染症対策の上開催されることになりました。

当初見送られていた説明会が開催されたのは良いのですが、コロナ禍を理由に、人数制限(30名)、時間制限(1時間)等の制約が課され、本来あるべき説明会や従来の説明会から程遠いものとなり、形だけの説明会に終わったというのが住民の認識です。

これまでの説明会も同様に大なり小なり住民にとっては不十分な説明会ですが、必要なら再度参加して質問をし、他の方の質問を聴くことで、補っていました。しかし、今回、それができなくなり、外環事業の説明会の問題点がはっきりと露呈することになったといえます。

具体的に問題点を挙げると、工事内容についての説明資料や口頭での説明が、住民向けでなく不十分でわかりにくい。その結果、質問すべき項目が増えるが、時間制限があるので、質問できない。他の会の質問内容を共有できない。

結局、「何も理解できないまま終わってしまった」という率直な感想を述べる参加者も少なからずいます。例えば、換気所地下工事の電気室が換気所から離れた場所にあることから生まれる疑問などなどについての配慮もない細切れの電気室のハコの工事説明にすぎず、事業全体のなかのこの工事の説明になってない。
仮橋は工事車両用であるが、「電気室工事の仮橋は遊歩道通行止めのう回路ですか」という質問。
これらの感想や質問は、外環道事業に関する知識や情報を部分的には事業者以上にもたれている住民から出ています。

また、土砂ピットによる日照被害を心配する周辺住民への情報(建屋の大きさや周辺住宅との位置関係の具体的数字等)は説明資料にありません。
また、画面の説明に用いた音声は大変聞き取りにくいものでした。

その結果、再度、説明会に参加して、質問したい、他の参加者の質疑応答を聴きたいということになります。しかし、定員に満たないにもかかわらず、2度目の参加を拒絶されました。

各回30名の定員制(事前登録優先)で、「多くの皆様に参加して頂くため、複数回の参加はご遠慮ください(事前登録はお一人様1回1名まで)」とのことですが、実際には事前登録数はどの回も定員に達してないにもかかわらず、2日目の2回目に当日受付で参加を拒絶され、また、3回目(この回の参加者は数名程度)も拒絶されるという理不尽な扱いを受けた方がいます。なぜ拒絶されるのか科学的合理的に考えて理解不能です。「多くの皆様に参加して頂く」ことが阻害されたでしょうか?逆に、拒絶してなければ、(延べ)参加人数を増やすことができたのに。

以下はその具体的な経過です。
「1時間ピッタリで、説明が約30分、質疑応答が約30分、質問時間延長が全くない説明会であり、1回では十分な理解が得られず、翌日(8日)の空いていそうな時間帯に会場にいきました。30人まで可能な会場内には5人しか参加しておらず、座席のディスタンスは充分保たれ、参加希望住民2名の受け入れによって感染拡大の懸念が増すような状況ではありませんでした。参加したくて感染対策もして足を運んだのですが、入口で20分も押し問答をして入場をお願いしましたが頑なに拒否されました。
理由として「1人1回」ルール順守を主張されましたが、お知らせ用紙や電話応対の解釈の仕方では、それがルールとはわからず、周知は不十分でした。」

そもそも「工事を進める」と「住民に説明をする」はセットです。充分に理解・納得してもらうことが説明会の目的のはずです。今回の進め方は本来の目的にかなっておらず、形式的に拘ることを憂慮します。平成18年に纏められた「対応の方針」においても「住民の意見を聴きながら住民のために丁寧に十分周知を行う」ことが繰り返し記載されています。

コロナ禍を理由に住民不在のルールを恣意的に作り、押し付けるような進め方に抗議するとともに、今後改めていただきたく、下記について要請いたします。
なお、ご回答を文書で9月11日までにください。

                
記

<要請事項>
1.8月7日・8日に開催された説明会について、定員に達してないにもかかわらず、再度の参加を拒絶したことについての見解を明らかにすること

2. 8月7日・8日に開催された説明会については、住民が理解できるような運営・内容の説明会を再度開催すること

3.8月7日・8日に開催された計5回の説明会について、以下の情報を提供すること
�@各回毎の参加者数
�A音声による説明を文章化したもの
�B各回の質疑内容
 �C議事録ないしは報告書

4.工事遂行と説明会はセットであり、感染症を理由に杓子定規に住民を排除することなく、「対応の方針」で示された指針に則り、住民の為に行うことを常に最優先した説明会を開催すること

5. コロナ感染症対策として、新しい様式の説明会を追求すること
具体的には、説明会の説明資料、音声資料・議事録・Q&Aの説明会詳細情報をHPにて公開すること。
またネット環境に無い者に対する配慮を行うこと(対面・紙面等、多様性ある公開方法等)

6. 説明会やオープンハウスの開催時期が、高齢者・子ども連れ等ハンディキャップがある者は参加しづらい真冬か真夏であること多いので(真夏は熱中症、真冬は風邪のリスク)、原則春秋の開催を検討すること
                       
以上

連絡先:省略


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